つくばし
つくば市
Tsukuba Center & Mt.Tsukuba01.jpg
Flag of Tsukuba, Ibaraki.svg Symbol of Tsukuba Ibaraki.svg
つくば市旗 つくば市章
1989年4月11日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
市町村コード 08220-1
法人番号 8000020082201 ウィキデータを編集
面積 283.72km2
総人口 243,246[編集]
推計人口、2020年5月1日)
人口密度 857人/km2
隣接自治体 つくばみらい市常総市下妻市筑西市桜川市石岡市土浦市牛久市龍ケ崎市
市の木 ケヤキ
市の花 ホシザキユキノシタ
市の鳥 フクロウ
つくば市役所
市長 五十嵐立青
所在地 305-8555
茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1[1]
北緯36度5分0.5秒東経140度4分35.2秒
Tsukuba City Hall.JPG
外部リンク 公式ウェブサイト

つくば市位置図

― 市 / ― 町・村

特記事項 市制施行日:1987年11月30日
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つくば市(つくばし)は、茨城県南部の県南地域に位置するである。学術・研究都市としての筑波研究学園都市はつくば市全域を区域とする。業務核都市国際会議観光都市に指定されている。

概要

農村が広がっていた地域であったが、1960年代から筑波研究学園都市として開発が進み、現在は日本国内最大の学術都市となっている。国や県の政策により、1987年(昭和62年)に筑波郡谷田部町大穂町豊里町新治郡桜村の3町1村が新設合併し、つくば市が誕生した。さらに 1988年(昭和63年)に筑波郡筑波町2002年平成14年)に稲敷郡茎崎町を編入し、現在の市域になった。そのため、行政上の地区名として旧町村域に対応する谷田部、大穂、豊里、桜、筑波、茎崎が使用されている。

市域には多数の研究機関が立地している他、市の北端に日本百名山筑波山を擁しており、観光地になっている。また、2005年(平成17年)に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業し、市中心部より最短45分で東京都心と結ばれている。

地理

位置

つくば市は、東京都心から約50km成田国際空港から約40kmに位置する。

地形

市を代表する観光地である筑波山は、市北部に位置する。筑波山周辺を除き、関東平野の一部であり筑波台地や稲敷台地と呼ばれる標高20m~標高30mの平坦な地形であり、関東ローム層に覆われている。また、つくば市の9月の標高は4月の標高より2cm低くなるが、市内にある国土地理院の研究によると、5月から8月に田植え用の大量の地下水をくみ上げるためである。

  • 筑波山宝篋山(小田山)、城山
  • 河川小貝川桜川東谷田川、西谷田川、小野川花室川、稲荷川など
  • 公園:市民一人当たりの公園面積は約10m2であり、全国平均の約6m2を上回っている。洞峰公園など。
  • 面積:28,400

    平野部である市内長峰(高層気象台)にある観測点(「つくば(館野)」)における1981年(昭和56年)から2010年(平成22年)の平年値によると、年平均気温は13.8℃、年間降水量は1282.9mmである。太平洋側気候に属するが、内陸性で年間の寒暖の差、一日の内の気温差が大きい。

    は、1月から2月には最低気温が-5℃から-8℃くらいまで下がることもあり、1952年(昭和27年)2月5日には、最低気温-17.0℃を観測している。また、当市を含む地方の季節風は「筑波颪」(つくばおろし)との異名があるが当市の地勢とはあまり関係がない。降雪は比較的少なく、20cmを超える積雪の年は1971年(昭和46年)以降わずか4回であり、観測史上最深積雪は27cmで1936年(昭和11年)2月5日まで遡る。

    一方、は蒸し暑く、猛暑日になることもある。1996年(平成8年)8月15日には最高気温37.8℃を観測した。また、山間部でも標高がそれほど高くないため平野部とは数℃程度の差であり、市内最高峰の筑波山(女体山)でもわずか877mなので避暑地にはならない。

    市街地ではヒートアイランド現象が発生しており、竹園東新井の気温が最も高く、吾妻二の宮がこれらに次ぐ[2]。冬の早朝の測定結果によれば、竹園・東新井の気温は、郊外部に比べ4℃も高くなっている[2]


    つくば(館野)(1981 - 2010)の気候
    1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
    平均最高気温 °C (°F) 9.0
    (48.2)
    9.7
    (49.5)
    12.8
    (55)
    18.3
    (64.9)
    22.0
    (71.6)
    24.6
    (76.3)
    28.3
    (82.9)
    30.2
    (86.4)
    26.2
    (79.2)
    20.9
    (69.6)
    15.9
    (60.6)
    11.4
    (52.5)
    19.1
    (66.4)
    日平均気温 °C (°F) 2.7
    (36.9)
    3.7
    (38.7)
    7.1
    (44.8)
    12.5
    (54.5)
    16.9
    (62.4)
    20.2
    (68.4)
    23.9
    (75)
    25.5
    (77.9)
    21.9
    (71.4)
    16.0
    (60.8)
    10.0
    (50)
    5.0
    (41)
    13.8
    (56.8)
    平均最低気温 °C (°F) −3.2
    (26.2)
    −2.2
    (28)
    1.2
    (34.2)
    6.6
    (43.9)
    11.8
    (53.2)
    16.3
    (61.3)
    16.3
    (61.3)
    21.8
    (71.2)
    18.1
    (64.6)
    11.3
    (52.3)
    4.6
    (40.3)
    −0.9
    (30.4)
    8.8
    (47.8)
    降水量 mm (inch) 43.8
    (1.724)
    51.6
    (2.031)
    99.5
    (3.917)
    105.6
    (4.157)
    120.3
    (4.736)
    133.1
    (5.24)
    127.1
    (5.004)
    130.6
    (5.142)
    183.2
    (7.213)
    165.9
    (6.531)
    78.8
    (3.102)
    43.6
    (1.717)
    1,282.9
    (50.508)
    降雪量 cm (inch) 6
    (2.4)
    5
    (2)
    2
    (0.8)
    0
    (0)
    - - - - - - - 1
    (0.4)
    14
    (5.5)
    平均降雪日数 1.7 1.7 1.1 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 4.9
    湿度 64 64 67 71 76 82 83 81 82 81 77 70 75
    平均月間日照時間 194.1 174.2 174.2 173.3 172.7 121.2 139.5 178.6 123.9 136.5 146.5 181.3 1,916
    出典 1: 理科年表
    出典 2: 気象庁 (平均値:1981年-2010年、極値:1888年-現在)[3]<ref>


    市名の由来

    市のシンボル的存在である筑波山にちなんだ名称である[4][5]。(「筑波」・「つくば」の語源については、「筑波山#山名の由来」を参照。)

    市名の命名者は当時の県知事である竹内藤男で、県内初のひらがな市名であった[5][6]。竹内は漢字表記の「筑波市」にすると筑前国筑後国のように「筑」を「ちく」と誤読される恐れがあることや、ひらがなの方がシンプルで現代的であるとして「つくば市」を推し、合併する予定の4町村(筑波郡谷田部町・大穂町・豊里町・新治郡桜村)にもその意向が伝えられていた[7]1987年(昭和62年)10月26日に土浦市で開かれた第1回合併協議会の2番目の議題として市名が討議され、「つくば学園市」[8]や「新つくば市」[9]などの候補も出されたが、結局「つくば市」で決着した[10]

地域

人口

市内には国や大手企業の研究拠点が多数存在し、約300に及ぶ研究機関・企業と20,185人[11]の研究者を擁し、このうち日本人博士号取得者は7,215人[11]に達する。外国からの研究者や留学生が多く、外国人登録者数は133カ国7,565人[12]に及び、総人口の約3.5%[13]を占める。研究者や大学生が数多く住んでいるため、転勤や入学・卒業に伴って毎年3月末の人口が大きく減少し、4月に元に戻る現象が発生する。2015年(平成27年)現在の人口は約23万人である。この結果、日立市を抜いて、県内2位の人口となっている。施行時特例市としては人口増加率が1.3%で全国一である[14]。平均寿命は男性79.2歳、女性86.2歳である[15]

Demography08220.svg
つくば市と全国の年齢別人口分布(2005年) つくば市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― つくば市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

つくば市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


中心市街地

市の中央部に位置する「センター地区」と呼ばれる地区(現在のつくば駅周辺)は、筑波研究学園都市建設の一環で1980年代につくばセンタービルを核として計画造成された市街地で同都市の中心をなし、事実上の本市の中心地でもある。

碁盤の目のような格子状の道路網の中につくばクレオスクエアを始めとするショッピングセンター、つくば国際会議場などの公共施設やライトオン筑波銀行など民間企業の業務拠点が集積している。また、地中には総延長約7.4kmの共同溝が埋め込まれ、上水道管、地域冷暖房配管、廃棄物運搬用真空集塵管、電力線、電話線、ケーブルテレビ(ACCS)線などが収容され、これらの工事の際に道路を掘り返す必要がないように配慮されている。

合併により誕生した市であり、合併前の旧町村の中心をなしていた谷田部、北条などの各既成市街地はいずれも本市の中心にはならなかった。一方、市役所庁舎は長らく旧町村ごとの分散庁舎体制を取りつつもその代表的な庁舎は谷田部に置かれていたが、2010年、研究学園地区(研究学園駅周辺)の現庁舎に集約移転した。

歴史

明治維新前