キロメートル毎時
Metric speedometer from a 1992 Euro-spec Passat B3.jpg
自動車の速度計
記号 km/h
SI併用単位
速さ速度
定義 1時間に1 kmの速さ
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キロメートル毎時(キロメートルまいじ、英語: kilometre per hour; 記号:km/h, kph)とは、速さ単位である[注釈 1]。ただし国際単位系(SI)では、「速さ」「速度」の単位としている[1]速さ速度の違いについては、速度#速度と速さを参照のこと)。1キロメートル毎時は、「1時間に1キロメートルの速さ」を示す[2]

日常会話では「時速○○キロメートル」と表現され、誤解のおそれのない場合は「時速」を省略して単に「○○キロメートル(キロ)」と表現されることもある。

速さのSI単位はメートル毎秒である。「時」はSI併用単位であり、それを組み立てたキロメートル毎時はSI併用単位となる。日本の計量法では速さの単位としてメートル毎時を認めており[3]、これには接頭辞をつけることが許されている[4]ため、その1000倍の速さであるキロメートル毎時(km/h)も使用して良いこととなる。

記号

記号はkm/h又はkm·h−1であるが、英語圏などではkph, kmph, km/hrなどのようにも書かれる(p は per の略記)。ただし、日本の計量法体系では、km/hのみが認められており、その他の記号は使うことができない[5]

単位記号

メートル条約調印から4年後の1879年国際度量衡委員会(CIPM)は当時の国際度量衡総会(CPGM)の支援の下、様々なメートル単位の記号を提案した。その中には、「キロメートル」を表す記号「km」の使用も含まれていた[6]

1948年、CGPMは国際単位系(SI)の準備作業の一環として、普遍的に合意された記号を持たない多くの単位の記号を採用した。その結果、「km/h」、「km h-1」、「km·h-1」の3つの形式のうちの1つで、「km/h」は「キロメートル毎時」の有効な表現となった[7]CGS単位系ではなくMKS単位系であったSI規格は1960年に発表され、それ以来、学術出版社や法律当局を含む世界中の多くの機関で採用されてきた。

SIは、単位記号は略語ではなく、非常に特殊な規則を用いて表記することを明示している。ダンルー・デュメニルはこの区別を次のように正当化している。

マクスウェルによれば、測定の結果を書き留めておくと、数値が単位を乗算することはすでに述べたとおりである。したがって,単位の名前は,ある種の代数記号に置き換えることができる。この記号は単なる略語ではなく、化学記号のように、正確で規定された方法で使用しなければならない記号である。

SI、つまりkm/h(km h-1、またはkm·h-1)の使用は、現在では、SI単位のメートル毎秒(m/s、m s-1、またはm·s-1)に加え、健康と安全に関連する多くの分野や計量学の分野で世界中で採用されている。また、SIは学術や教育の場でも好まれている測り方のシステムである。

公式に使用されている代替略語