加納駅*
MT-Kanō Station-Building 4.jpg
踏切から見た駅舎(2018年5月)
かのう
KANŌ
NH58 茶所 (0.4km)
(1.1km) 名鉄岐阜 NH60
所在地 岐阜県岐阜市竜田町九丁目3-1
駅番号 NH  59 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 名古屋本線
キロ程 98.7km(豊橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
530人/日
-2013年[1]-
開業年月日 1914年大正3年)6月2日
備考 無人駅駅集中管理システム導入駅)
* 1958年復活と同時に安良田町駅より改称。
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加納駅(かのうえき)は、岐阜県岐阜市竜田町九丁目にある、名古屋鉄道(名鉄)名古屋本線である。駅番号NH59

普通列車のみが停車する。隣の茶所駅との駅間距離は0.4kmで、名鉄では最短である。岐阜市と岐阜県、名鉄は、加納・茶所両駅を廃止して統合駅を新設する連続立体交差事業を進めている[2]#連続立体交差事業で詳述)。

歴史

1914年に安良田町駅として開業した当時は現在の名鉄岐阜駅寄りに広江駅があった。広江駅は特急列車停車駅であったが、安良田町駅が休止期間を経て設備を一新して加納駅(2代目)として復活すると普通停車駅に格下げされ、1968年に廃止された。

1990年以前は準急が停車していた。その後、1997年から1999年まではJR岐阜駅南口が整備されたことに対抗し[3]、昼間に本線系統の急行の一部が停車していたが取り止めとなった。また、2003年までは朝夕の一部の急行(夜間の豊川稲荷駅発着の列車など)があったが、同年のダイヤ改正により消滅した。

駅名

この地域でかつて「加納駅」を名乗っていた駅が当駅改称前に2例存在した。ひとつは1887年に開業した官設鉄道(現・東海道本線)の駅で、翌年に岐阜駅に改称された(駅の位置も現在地とは異なる)。もう一つは1914年に開業した美濃電気鉄道笠松線(現・名古屋本線)の駅で、新岐阜駅 - 広江駅間に存在したが1942年4月1日以前に廃止された。名鉄の加納駅としてはこの駅が初代であり、現在の加納駅は2代目に当たる。

年表

  • 1914年大正3年)6月2日 - 美濃電気軌道により安良田町駅として開業する。
  • 1944年昭和19年) - 営業を休止する。
  • 1958年(昭和33年)1月10日 - 加納駅として営業を再開する。
  • 1985年(昭和60年)2月16日 - 無人化[4]
  • 1990年(平成2年)10月29日 - ダイヤ改正により準急停車駅ではなくなる。
  • 1992年平成4年)12月25日 - 無人駅案内システム使用開始[5]
  • 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
  • 島式ホーム1面2線を持つ地上駅。ホーム長は6両分あり、駅舎とホームは茶所方にある構内踏切で連絡している。2005年12月14日からトランパス対応となるとともに、駅集中管理システム(管理駅は名鉄岐阜駅[6])が導入された。

    かつては小規模な駅舎があり駅員も配置されていたが、解体されて無人駅となった。その後、トランパス導入に伴い新たな駅舎が建設されている。

    当駅 - 旧広江駅跡付近の線形は概ね直線状であるが、当駅を挟んだ茶所駅付近から名鉄岐阜駅間の大局的な線形は、急曲線を含むS字状となっている。カーブが連続するのと当駅が島式ホームで前後の線路が曲がっている関係上、通過列車の速度は55km/h程度である。

    のりば
    番線 路線 方向 行先
    1 NH 名古屋本線 下り 名鉄岐阜ゆき[7]
    2 上り 名鉄一宮名鉄名古屋方面[7]

    配線図

    加納駅 構内配線略図

    一宮・
    名古屋方面
    加納駅 構内配線略図
    名鉄岐阜駅
    凡例
    出典:[8]


    連続立体交差事業

    名鉄岐阜駅から岐南駅までの約2.9kmにおいて、連続立体交差事業が計画されている。加納駅から岐南駅にかけては13箇所もの踏切があることから抜本的な対策が求められてきており、既に1999年には国が着工準備を採択していた[9]。この事業では高架化と同時に当駅と茶所駅の間にある急カーブを解消する為に線形を変更するとともに、当駅と茶所駅を統合するとしており[9]2007年までに近隣との協議など調整を終了しているものの、一体的に実施される他の事業(名鉄岐阜駅改築など)の進捗が遅れている影響で、着工準備の採択から20年が経過してもなお現状のままで着工はなされていない[10]が、手続きは進められている。2017年5月に、都市計画原案についての地元説明会を実施[2]2019年11月19日には、岐阜県と岐阜市、名古屋鉄道が相互協力の覚書を締結した[11]2020年1月の都市計画手続き地元説明会と都市計画案縦覧を経て、岐阜市都市計画審議会での審議と県・市協議を経て都市計画決定を予定している[2]。その後、国の事業認可を経て、早期の着工を目指すとしている[9]。ただ、高架化工事に伴い立ち退きが必要となる住宅などが約200戸もあるため着工時期の見通しは立っていないものの、事業期間は15年から20年を見込んでいる[9]

    駅周辺

    駅前に比較的広い駐輪場がある。

    駅周辺は住宅街である。なお、岐阜大学教育学部附属小学校中学校の最寄り駅だが、隣の茶所駅からでも所要時間に大差はない。

    駅の東側に岐阜東通り岐阜県道1号岐阜南濃線)の踏切が設置されている。

    利用状況

    • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は530人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中258位、名古屋本線(60駅)中58位であった[1]
    • 『名古屋鉄道百年史』によると
      名古屋鉄道
      NH 名古屋本線
      ミュースカイ快速特急特急快速急行急行準急
      通過
      普通
      1. ^ a b 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
      2. ^ a b c 加納・茶所統合駅周辺土地区画整理事業について岐阜市役所 駅周辺事業推進課(2020年1月5日閲覧)
      3. ^ 川島令三全国鉄道事情大研究 名古屋北部・岐阜篇(1)』草思社、1997年、ISBN 978-4-7942-0796-8 p.74
      4. ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、255頁。ISBN 978-4777013364
      5. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1078頁。
      6. ^ 共通SFカードシステム「トランパス」を名古屋本線未導入駅10駅と豊川線3駅に導入します - 名古屋鉄道、2005年11月15日
      7. ^ a b 駅時刻表:名古屋鉄道・名鉄バス、2019年3月24日閲覧
      8. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
      9. ^ a b c d 建通新聞』中部版、2019年10月17日付1面
      10. ^ 名鉄名古屋本線連続立体交差事業(加納駅〜茶所駅間) (PDF) (再評価結果(平成21年度事業継続箇所)) - 国土交通省(2012年1月8日閲覧)
      11. ^ 名鉄岐阜—岐南駅間、高架化「開かずの踏切」解消へ一歩 県など覚書 知事「歴史的快挙」/岐阜毎日新聞』岐阜県版(2019年11月20日)2020年1月5日閲覧
      12. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
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