台風の衛星画像(平成25年台風第30号

台風(たいふう、英: Typhoon)は、北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧で、かつ低気圧域内の最大風速が約17.2 m/s(34ノット風力8)以上にまで発達したものを指す呼称[1]

強風域暴風域を伴って強いをもたらすことが多く、ほとんどの場合気象災害を引き起こす。上空から地球に向かって見ると反時計回りの積乱雲の渦からなる。超大型と呼ばれる台風は風速15m/sの強風域が半径800km以上と、とても大きな台風となる。(年別台風記事一覧

定義

気圧が最も低い位置を「気圧中心」といい[2]、その位置と勢力で台風は定義される。

普通の低気圧との最大の違いは、前線を伴っていないこと。

位置

1:ハリケーン、2:台風、3:サイクロン

北西太平洋の「東経100度線から180度経線までの北半球」に中心が存在するものをいう[3]。海域としては北太平洋西部(北西太平洋)およびその付属海である南シナ海東シナ海フィリピン海日本海などにあたり、陸域としては東アジア東南アジアミクロネシアのそれぞれ一部が含まれる。

最大風速が17 m/s以上の熱帯低気圧のうち、北インド洋にあるものは「サイクロン[注 1]と呼ばれる[3]。南太平洋・北太平洋(180度経線以東)・北大西洋の熱帯低気圧のうち最大風速が33 m/s(64 kt)以上のものは「ハリケーン」と呼ばれる[4][注 2]。ただし、台風・サイクロン・ハリケーンともに現象としては同一である[4][5]。これらの熱帯低気圧が地理的な境界線を越えた場合は呼び方が変わる。例えば、2006年に北東太平洋で発生したハリケーン・イオケは、西進して経度180度を越えたため台風12号になった。このように、区域を跨って台風に変わったものを越境台風と呼ぶ。逆に2019年台風1号は、マレー半島付近で東経100度線を越えたことによりサイクロンに変わった[6]

なお世界気象機関の国際分類では地理的な領域に関係なく、熱帯低気圧を最大風速によりトロピカル・デプレッション、トロピカル・ストーム、シビア・トロピカル・ストーム、タイフーンの4段階に分類している。この場合における「タイフーン」と本項で述べている「台風」は英語では共に"typhoon"と呼ぶが、概念としては異なる。

勢力

台風の場合、熱帯低気圧域内で最大風速17 m/s以上を満たしたものを指す[3]

台風の位置や中心気圧、最大風速、大きさの数値は過去の観測データの蓄積により確立されたドボラック法に基づいて衛星画像から推定し、地上や船舶で風速が観測できた場合にその都度修正していく方法を採っている[2]ため、「中心付近の最大風速」は必ずしも実測値ではない。例えば洋上にある台風中心の風速を実測するには航空機が必要となり、実際に1987年昭和62年)までは米軍航空機観測を実施していた時期もある[7]が、観測員や設備・運用等の負担が大きく、現在日本では航空機による観測は恒常的な手段としては行われていない(学術研究目的での観測例はある)。

ちなみに世界気象機関 (WMO) の世界気象監視計画 (WWW) により、北西太平洋海域の台風監視活動を行う中枢として、日本の気象庁が「熱帯低気圧プログラムに参画する地域特別気象中枢」(RSMC for TCP) に指定され、気象庁の判断が国際的には公式のものとされるが、この海域では中国台湾フィリピンベトナムアメリカなどの気象機関がそれぞれ台風の監視を行い独自に推定を行っているため、機関によって風速等に多少の誤差が出ることもある[8]

「台風」の語源

日本で「台風」という呼称・表記が定まったのは1956年昭和31年)のことである。

日本では、古くは野のを吹いて分けるところから、野分(のわき、のわけ)といい、11世紀初頭の『枕草子』『源氏物語』などにもその表現を見ることが出来る[9][10]。ただし、野分とは暴風そのものを指す言葉であり、気象学上の台風とは概念が異なる[11]

江戸時代には熱帯低気圧を中国にならって颶風(ぐふう)と訳した文献(伊藤慎蔵によってオランダ語から翻訳された日本初の気象学書「颶風新話」)があるが、明治の初めにはタイフーンまたは大風(おおかぜ)などと表していた[12]

明治末頃、岡田武松によって颱風という言葉が生まれたとされており[13]1956年同音の漢字による書きかえの制定にともなって台風と書かれるようになった[13]が、その由来には諸説がある。主な説としては、以下のものが挙げられる[9]

  1. ギリシア神話に登場する最大最強の怪物・テュポン (τυφων, Typhon) に由来する「typhoon」から「颱風」となった。
  2. アラビア語で、嵐を意味する「طوفان (tufan)」が東洋に伝わり、「颱風」となった。また、英語では「typhoon」(タイフーン)となった。
  3. 中国広東省で、南または東の激しい風のことを外国からの風のとして大風(daai6fung1、ターイフォン)といい、その後、西洋に伝わり、ギリシア神話のテュポンの影響でギリシャ式の"typhoon"というつづりで書かれるようになり、東洋に逆輸入され「颱風」となった。
  4. 沖縄(当時は琉球)でつくられた言葉とする説:久米村の気象学者蔡温の造語であるといわれる。

英語の「typhoon」は、古くは「touffon」と綴り、中国語の「大風」が由来とする説は不自然とされており、アラビア語起源、ギリシア語起源の二つの説が有力である。

ちなみに沖縄ウチナーグチでは「カジフチ(風吹き)」または「テーフー(台風)」と称される。

台風の構造と階級

台風の中心位置、最大風速、中心気圧、暴風域半径、強風域半径などを総称して台風諸元という[2]

台風の構造

熱帯低気圧の構造図(垂直方向に拡大してある)。目の周辺部では上昇気流、目の中心部の上空では下降気流が起きている。

亜熱帯や熱帯で海から供給される大量の水蒸気が上昇して空気が渦を巻きできるのが熱帯低気圧で、これが最大風速17.2m/sを超えると台風となる[14]。この点で冷たい空気と暖かい空気が混ざりあおうとして空気が渦を巻きできる温帯低気圧とは構造が異なる[14]。温帯低気圧では冷たい空気と暖かい空気がぶつかりあっており前線を伴うことがあるが、台風本体は暖かい空気のみでできているため前線を伴うことがない[14]。台風の北上によって冷たい空気が流入したときには温帯低気圧に変化する(#台風の発生と発達)。

台風の目(中央に見える丸い空洞のような部分が目である)

台風の中心付近は、風向きが乱れているために防風が互いに打ち消し合う[15]。台風の中心付近の下降気流となっている風や雲がほとんどない区域を台風の目と呼び、勢力が大きい台風ほど明瞭に表れるが、勢力が衰えると判然としなくなることがある。

発達した台風では背の高い積乱雲が中心部を取り巻いておりアイウォールと呼ばれている[16]。構造としては、台風の目の周囲付近は中心に向かって周囲から吹き込んだ風が強い上昇気流をつくっており積乱雲が壁のように取り囲んでいる(内側降雨帯)。壁の高さは地上1000mから上空1万mに達する。そして、その外周には外側降雨帯が取り囲んでいる。また、台風本体から数百キロ程度離れた場所に先駆降雨帯が形成されることがあり、さらに、この位置に前線が停滞していると前線の活動が活発になり大雨となる。

なお、台風は一般的にその中心よりも進行方向に対して右側(南東側)のほうが風雨が強くなる。これは、台風をめがけて吹き込む風と台風本体を押し流す気流の向きが同じであるために、より強く風が吹き荒れるためである。気象学上ではこの台風の進行方向右側半分を危険半円と呼ぶ。また、台風の左側半分は吹き込む風と気流の向きが逆になるために相対的に風は弱く可航半円と呼ぶ。しかし、可航半円という概念はかつて帆船が台風の中心から遠ざかる針路をとるとき台風の進行方向左側に入っていれば右舷船尾に追い風を受けながら避航できたこと(逆に、帆船が台風の進行方向右側に入っていると右舷前側に向かい風を受けながら中心に引き込まれないよう保針しなければならなくなる)の名残であり、あくまでも右側半分と比較して風雨が弱いだけであり、可航半円の範囲といえども風雨は強いため警戒を要する。

台風の階級

台風の勢力を分かりやすく表現する目的などから、台風は「強さ」と「大きさ」によって階級が定められ分類されている[17][18]

強さによる分類は、国際的にはWMOが規定する分類法が使用されているが、それに準じた多少差異のある分類法も熱帯低気圧の等級英語版のようにいくつか使用されていて、同じ台風でも気象機関によって異なるレベルに分類される場合がある。具体的には、米軍の合同台風警報センター (JTWC) では1分間平均の最大風速、日本の気象庁では10分間平均の最大風速によって分類する。例えば同じ台風の同時刻の観測において、米軍の合同台風警報センターがtyphoonの強度に達したと判断しても、日本では強い台風の強度に達せず並の強さと判断する場合も生じる(1分間平均風速は10分間平均風速よりも1.2〜1.3倍ほど大きく出る傾向にある)。また、最大風速で強さを分類しているが過去には中心気圧が用いられており、その名残りから、日本で発表される台風情報には中心気圧も網羅される。

なお、日本でもマスメディアなどにおいて用いられる「スーパー台風」の呼称については、気象庁における明確な定義は無いが[19]、米国の合同台風警報センターでは最大強度階級130 knot(約67m/s・240 km/h)以上の台風のことを指して「スーパー台風」と呼んでいるほか[20][21]、中国や香港、マカオなどでは風速100 knot (185 km/h) 以上の台風を「スーパー台風」としている。

最大風速 (m/s) 最大風速 (knot) 国際分類 日本の分類
(旧) (新)
<17.2 ≦33 Tropical Depression /トロピカル・デプレッション (TD) 弱い熱帯低気圧 熱帯低気圧
17.2 - 24.5 34 - 47 Tropical Storm /トロピカル・ストーム (TS) 台風 弱い 台風 (特になし)
24.6 - 32.6 48 - 63 Severe Tropical Storm / シビア・トロピカル・ストーム (STS) 並の強さ
32.7 - 43.7 64 - 84 Typhoon / タイフーン (TまたはTY) 強い 強い
43.7 - 54.0 85 - 104 非常に強い 非常に強い
>54.0 ≧105 猛烈な 猛烈な
JTWCによる分類
階級 最大風速 (1分間平均)
スーパー台風 130 knot (240 km/h) 以上
台風 63〜129 knot (118〜239 km/h)
熱帯性暴風雨 34〜62 knot (63〜117 km/h)
熱帯低気圧 22〜33 knot (41〜62 km/h)
フィリピン大気地球物理天文局 (PAGASA) による分類
階級 風速
スーパー台風 221 km/h 以上
台風 118〜220 km/h
激しい熱帯性暴風雨 89〜117 km/h
熱帯性暴風雨 61〜88 km/h
熱帯低気圧 30〜60 km/h
香港天文台マカオ地球物理気象局による分類
階級 風速
スーパー台風 100 knot (185 km/h) 以上
強い台風 81〜99 knot (150 - 184 km/h)
台風 64〜80 knot (118 - 149 km/h)
激しい熱帯性暴風雨 48〜63 knot (88 - 117 km/h)
熱帯性暴風雨 34〜47 knot (63 - 87 km/h)
熱帯低気圧 22〜33 knot (41 - 62 km/h)
国立気象センター中国語版による分類
階級 風速
スーパー台風 51.4 m/s (185 km/h) 以上
強い台風 41.7〜51.3 m/s (150 - 184 km/h)
台風 32.8〜41.6 m/s (118 - 149 km/h)
激しい熱帯性暴風雨 24.5〜32.7 m/s (88 - 117 km/h)
熱帯性暴風雨 17.5〜24.4 m/s (63 - 87 km/h)
熱帯低気圧 17.4 m/s (62 km/h) 以下

また気象庁では、大きさによる分類も行っている[22]。風速15m/s以上の強風域の大きさによって分類する。15m/s以上の半径が非対称の場合は、その平均値をとる。なお、以前は1,000ミリバール(現在使用されている単位系ではヘクトパスカルに相当)等圧線の半径で判断していた。

大きさの階級 風速15m/s以上の半径
(旧) (新)
超大型の台風 ≧ 800km
大型の台風 500 - 800km
中型 (並みの大きさ) の台風 (特になし) 300 - 500km
小型の (小さい) 台風 200 - 300km
ごく小さい台風 < 200 km

これらを組み合わせて、かつては「大型で並の強さの台風」というような言い方をしていた。しかし、組み合わせによっては「ごく小さく弱い台風」となる場合もある。1999年(平成11年)8月14日玄倉川水難事故を契機に、このような表現では、危険性を過小評価した人が被害に遭うおそれがあるという防災の観点から、気象庁は2000年(平成12年)6月1日から、「弱い」や「並の」といった表現をやめ、上記表の(新)の欄のように表現を改めた。したがって、「小型で『中型で・ごく小さく』弱い『並の強さの』台風」と呼ばれていたものは、単に「台風」、「大型で並の強さの台風」は「大型の台風」と表現されるようになった。

台風の発生〜消滅

1980年から2005年までの北西太平洋上での熱帯低気圧の経路。

ほとんどの台風は北半球におけるからにかけて発生する。最盛期のコースを例にとると、発生当初は貿易風の影響で西寄りに北上しつつ、太平洋高気圧の縁に沿って移動し、転向した後は偏西風の影響で東寄りに北上し、ジェット気流の強い地域に入ると速度を速めて東進し、海水温や気温の低下に起因する中心部上昇気流勢力の低下、海上に比べ起伏が激しくまた昼夜の温度差が大きい陸への上陸によって勢力を弱めていく。ただこのような教科書的なコースを辿るものはそれほど多くなく、太平洋高気圧の影響により西進し続けたり、停滞したりと、複雑な経路をとるものもしばしば現れる。日本列島やフィリピン諸島、台湾中国華南華中沿海部、朝鮮半島などに大きな被害を与える。コースによってはベトナムマレーシアマリアナ諸島ミクロネシアなどを通ることもある。稀ではあるが冬季にも、海水温の高い低緯度で発生する[23] 。コースの北限はジェット気流であり、その流路変化に伴って暖かくなるにつれコースは北に移り、夏を過ぎると南に下がってくる。

台風の一生

台風の発生

台風やハリケーン・サイクロンなどの熱帯低気圧を発生する機構については様々な説が唱えられてきた。熱帯の強い日射により海面に生じた上昇気流によるという説、熱帯収束帯(赤道前線)上に発生するという説などが出されたが、どれも不完全であった。

現在では、「偏東風波動説」が多くの支持を集めている。南北両半球の北緯(南緯)30度付近には、赤道で上昇して北上(南下)した空気塊(潜熱を含む空気)がハドレー循環により上空に滞留してのち下降し、「亜熱帯高圧帯」が形成される。北太平洋高気圧もその例であるが、これらの高気圧から赤道方向に向けて吹き出した風はコリオリの力を受けて恒常的な東風になる。これが偏東風で、この風の流れの中にうねり(波動)ができると反時計周りの渦度が生じ、水蒸気が凝結する際に発生する潜熱がエネルギー源となり熱帯低気圧となるという考えである。なぜ波動が出来るのかはまだはっきりしないが、実際の状況には最もよく合致した説である。[要検証]

ただし、そうして発生した波動の多くは発達せずにつぶれてしまう。1万メートル以上の上層に高気圧を伴う場合には高気圧の循環による上昇気流の強化により台風に発達すると思われる。

一般に台風が発生する場合は海面の水温が26 - 27 ℃以上であり[24]、高温の海面から蒸発する水蒸気が原動力になっている[25]。また台風の発生のうえでコリオリの力は必要であり、コリオリの力が小さい赤道付近(緯度5度くらいまで)では顕著な熱帯低気圧が発生しない[4]

台風の発達

台風の内部構造を示した図
Eye:目、Eyewall:目の壁、Rain Bands:降雨帯[26][27]

台風の発達過程はかなり詳しくわかっている。台風の原動力は凝結に伴って発生する熱である。温暖な空気と寒冷な空気の接触等による有効位置エネルギーが変換された運動エネルギーが発達のエネルギー源になっている温帯低気圧との大きな違いはここにある。

上昇気流に伴って空気中の水蒸気は凝結し、熱(潜熱)を放出する。軽くなった空気は上昇する。すると地上付近では周囲から湿った空気が中心に向かい上昇し、さらに熱を放出しエネルギーを与える。このような条件を満たすときに台風は発達する。このような対流雲の発達の仕方をシスク(CISK、第2種条件付不安定)という。

なお、台風が北半球で反時計周りの渦を巻くのは、風が中心に向かって進む際にコリオリの力を受けるためである。

2個の台風が1,000km以内にある場合、互いに干渉し合って複雑な経路をたどることがある。これを提唱者である第五代中央気象台長の藤原咲平氏の名前をとって藤原の効果と呼ぶ。その動きは、相寄り型、指向型、追従型、時間待ち型、同行型、離反型の6つに分類されている。

一般に、台風は日本の南海上で発達し日本列島に接近・上陸すると衰える傾向がある。これは、南海上では海水温が高く、上述した台風の発達に必要な要素が整っているためで、日本列島に近づくと海水温が26℃未満(真夏〜初秋は日本列島付近でも26℃以上の場合があり、台風が衰えない場合もある)になることにより台風の発達は収束傾向になる。初夏および晩夏〜秋に日本列島へ近づく台風の多くは高緯度から寒気を巻き込んで、徐々に温帯低気圧の構造へと変化し、前線が形成されるようになる。温帯低気圧化が進んだ台風は南北の温度差により運動エネルギーを得るため、海水温が25℃以下の海域を進んだり上陸してもほとんど衰えない場合がある。さらに高緯度へ進み、前線が中心部にまで達すると温帯低気圧化が完了となる。もしくは、台風内の暖気核が消滅することで温帯低気圧化することもあるが、この場合は必ずしも低気圧の中心まで前線が描かれない場合がある[28]

日本列島に上陸せず対馬海峡を通過し日本海南部に入った場合、または台風が日本列島に一端上陸し、勢力が衰えた後に日本海南部へ出た場合は、暖流である対馬海流(海水温が26℃以上の場合のみ)の暖気が台風へエネルギーを供給することで再発達し、普段は台風による被害を受けにくい北海道、東北地方に甚大な被害を与える場合もある。1954年の洞爺丸台風(昭和29年台風第15号)や1991年の台風19号(りんご台風)、2004年の台風18号などがその例である。

台風の消滅

台風が海面水温の低い海域に達して水蒸気の供給が減少したり、移動する際の地表との摩擦によって台風本来のエネルギーを失うと熱帯低気圧や温帯低気圧に変化する[29]。特に台風が北上して北方の冷たい空気を巻き込み始めると温帯低気圧に構造が変化する[29]

ただし、台風から温帯低気圧への変化は低気圧の構造の変化であり、必ずしも雨量や風速が弱くなるわけではない[29]。2004年の台風18号では温帯低気圧に変化した後も中心気圧968hpa、最大風速30m/sの勢力をもち、この低気圧で北海道札幌市では最大瞬間風速50.2m/sを観測した[29]

各国への影響

日本

台風が日本本土を襲う経路は様々であり、類型化は難しいが、典型的な台風として、北緯15度付近のマリアナ諸島近海で発生して西寄りに時速20キロメートル程度で進み、次第に北寄りに進路を変えて北緯25度付近、沖縄諸島の東方で転向し、北東に向けて加速しながら日本本土に達するというパターンが考えられる。台風の経路として書籍にもしばしば掲載される型であるが、実際にはこのような典型的な経路を取るものは少なく、まれには南シナ海で発生してそのまま北東進するもの、日本の南東海上から北西進するもの、あるいは狩野川台風(昭和33年台風第22号)のように明確な転向点がなく北上するものなどもある。さらに、盛夏期で台風を流す上層の気流が弱く方向も定まらないような時期には、複雑な動きをする台風も見られる。

日本の気象庁の定義によれば、台風の上陸とは、台風の中心が北海道本州四国九州の海岸に達することをいう[1]。したがって、台風の中心が上記4島以外の島の海岸に至っても上陸とは言わないため、沖縄県に台風が上陸することはない。台風の中心が、小さい島や半島を横切って、短時間で再び海上に出ることは、台風の通過と呼ばれる[1]。また、ある場所への台風の接近とは、台風の中心がその場所から半径300km以内に達することである[1]

日本には、平均して、毎年11個前後の台風が接近し、そのうち3個くらいが日本本土に上陸する[30]2004年には10個の台風が上陸し、上陸数の記録を更新した(2004年の台風集中上陸参照)。その一方で1984年1986年2000年2008年のように台風が全く上陸しなかった年もある。

台風中の台北台北市のスカイライン。

台風が日本本土に上陸するのは多くが7月から9月であり、年間平均上陸数は8月が最も多く、9月がこれに次ぐ。8月は、太平洋高気圧が日本付近を覆い、台風が接近しにくい状況ではあるが、台風発生数も最も多く、また高気圧の勢力には強弱の周期があるため、弱まって退いた時に台風が日本に接近・上陸することが多い。無論、西に進んでフィリピン・台湾・中国に上陸したり朝鮮半島方面に進んだりするものも少なくない。6月や10月にも数年に1度程度上陸することがある。最も早い例では1956年4月25日台風3号が鹿児島県に上陸したことがあり[31]、最も遅いものとしては、1990年11月30日に台風28号が紀伊半島に上陸した例がある[31]

フィリピン

フィリピンでは毎年6月から12月にかけてに台風が襲来するリスクが高くなる[32]。フィリピンでは年平均で約20個の台風が領域内で発生するか領海内に進んできており、うち6~9個の台風が上陸している[32]。フィリピンでは2004年から2014年にかけての11年間に88の台風の影響を受け、合計死者数18,015人、合計負傷者43,840人、合計経済損害額13,700百万USドルの被害が発生した[32]

台風の観測と進路予測

台風の観測

NOAAの観測機から撮影されたハリケーン・カトリーナの中心部

アメリカでは、1943年テキサス州ヒューストンを襲ったサプライズ・ハリケーン英語版の際に敢行された直接観測をきっかけとして、アメリカ軍が航空機により台風を直接観測するため、ハリケーン・ハンターと呼ばれる専門部隊を編成した。当初は空軍と海軍が個別に観測していたが、1993年からはアメリカ海洋大気庁 (NOAA) のNOAA ハリケーン・ハンターズ英語版に移管され、NOAA士官部隊が運用する観測機で直接観測を継続している。

日本の気象庁は緯度では赤道から北緯60度、経度では東経100度から180度までの範囲にある台風の位置決定と予報を担当する[3]

現在、台風の観測では気象衛星ひまわりが重要な役割を果たしており、雲画像の連続的な解析により台風の中心や風速などの観測がなされる。日本付近に接近あるいは上陸した台風については気象レーダーやアメダスも利用される。

2017年からは名古屋大学琉球大学などの研究グループが航空機からドロップゾンデを投下、観測ドローンなどで直接観測を実施している。同研究グループは2017年10月21日、日本人研究者として初めて台風の中心付近を飛行機で直接観測することに成功した[33]。得られたデータを衛星やレーダーからのデータと合わせることで予報精度の向上を目指している[34]

台風の進路予報表示

台風の進路予報表示では、平均風速が15m/s以上の強風域を黄色の円、同じく25m/s以上の暴風域を赤色の円で表す。12、24、48、72、96および120時間後の到達予想範囲は点線の予報円で記す。台風の進路が予報円の中に入る確率はおおよそ70%である。また、台風の中心が予報円の中を通った場合、暴風域に入る恐れがある範囲を赤い線で囲む。これを暴風警戒域という。

台風の進路予報表示は1953年(昭和28年)6月から1982年(昭和57年)5月まで扇形方式、1986年(昭和61年)5月まで予報円方式が用いられ、1986年(昭和61年)6月以降は現行の予報円・暴風警戒域方式が用いられている。また、予報期間は2002年(平成14年)6月から[注 3]2009年(平成21年)3月は72時間先まで、2009年(平成21年)4月から120時間先まで発表されるようになっている[35]。さらに、2020年9月9日からは、24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧についても120時間先までの予報が出されている[36]

台風の影響

台風による被害

伊勢湾台風による半田市における被害の様子
2013年の台風30号通過後のタクロバン市街

台風が上陸、あるいは接近すると、暴風(強風)、高潮、高波による看板や標識、樹木などの倒壊や、落雷、建物の損壊(屋根が飛んだりするなど)のほか、大雨による洪水、浸水や道路、橋などの流出、土砂崩れ、地すべりなどの被害が発生する。

  • 渦性降雨 - 台風の中心付近では激しい雨となる。
  • 地形性降雨 - 台風により山地に向かって気流を生じるような地形では大雨となりやすい。
  • 前線の発達 - 台風の接近により時期によっては
    • 台風により暴風・強風を生じる。
      • 台風により高波やうねりを生じる。波の高さが10mを超えることもある。
      • 強風による吹き寄せと気圧低下によって
        • 雲が発達する割には台風本体接近時には
          • 竜巻 - 関連性は解明されていないが、台風の接近による竜巻も発生することがある。
          • - 熱帯低気圧であるため台風である時期にはは降らないが、温帯低気圧に変化した後に高緯度地区で降雪となることや、冬型気圧配置となることによる降雪となることがある。稀に1932年晩秋に上陸した七五三台風や1990年の晩秋に上陸した台風28号のように、台風接近時に山間部の集落で大雪が降ったケースもある。

          台風が日本海側を通った時接近時の日本海側や、台風が太平洋側を通った時の離れていく時の太平洋側で、台風によるフェーン現象が発生しやすく(特に前者)乾燥した熱風による火災や急激な気温上昇による雪崩なども起こりやすい。

          なお、台風が過ぎ去った後、台風が通過した地域では空が晴れ渡って良い天気になることがあり、これを「台風一過(たいふういっか)」と呼ぶ[38]。( ウィクショナリーには、台風一過の項目があります。)

          日本における台風の被害は、記録が明確な20世紀中盤以降、確実に減少してきている。これには、学術面では台風研究の発展、行政では予報の充実や経験等をもとにした防災体制の構築、民間では災害記録の伝承や自主防災活動による効果と考えられる。上陸時勢力が日本史上稀に見る強さであった伊勢湾台風以降、災害対策基本法制定をはじめ、伊勢湾台風クラスあるいは「スーパー伊勢湾台風」クラスの台風に耐えられるような防災体制が目標とされてきた[39][40]。しかし、現在においても大きな被害が出て、さらなる防災の強化が行われている地域もある。また、日本の周辺諸国、特に東南アジアでは防災体制やインフラ等がまだ成熟していないため、地すべりや洪水等により多数の死者を伴う甚大な被害が発生することがある。

          雨台風・風台風

          雨台風であったカスリーン台風は、関東を中心に豪雨による甚大な浸水被害をもたらした。 風台風であった洞爺丸台風は、記録的暴風や高波により洞爺丸を沈没させた。
          雨台風であったカスリーン台風は、関東を中心に豪雨による甚大な浸水被害をもたらした。
          風台風であった洞爺丸台風は、記録的暴風や高波により洞爺丸を沈没させた。

          風による被害は比較的小さい一方で、雨による被害が大きい台風を雨台風と呼ぶ[41][42][43]。一般的に、梅雨期に襲来する台風や秋雨前線の活動が活発な秋季の台風は、風よりも雨による被害が大きい[41]。過去の代表的な雨台風の例としては、1947年のカスリーン台風や1958年の狩野川台風などが挙げられる[41][44]。反対に、雨による被害は比較的小さい一方で、風による被害が大きい台風を風台風と呼び[45][42][43]、過去の代表的な風台風の例としては、1954年の洞爺丸台風や1991年の台風19号、2004年の台風18号などが挙げられる[46]。しかし、これらはいずれも気象庁が定めた俗称であり[42]、あくまで便宜的な区別であるため厳密な定義はない[45][41]。なお、台風そのものに「雨が強い」「風が強い」などの性質があるわけではなく、台風によって引き起こされた災害の結果によって、これらの言葉が使用されているだけである[47]。また、勢力が強い台風の場合は、雨と風の両方で甚大な被害が出ることも少なくない。

          台風による社会的な影響

台風の名前

台風は、日本では「台風第○号」「台風○号」のように台風番号で呼称されることが多いが、それぞれの台風には、国際的に使用される固有名が付けられている。これを国際名という(2000年以降はアジア各国が提案した名前が付けられているためアジア名ともいう)。

台風の統計

  • 統計の基準について
    • 日時 - すべて日本標準時 (JST)。(世界時 (UTC) で観測されたものを日本標準時 (JST) に直している。)
    • 接近 - 台風の中心が日本の海岸線から300km以内に入った場合を「日本に接近した台風」としている。ただし、現在は気象官署からの距離で算出してある。
    • 上陸 - 台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としている。ただし、沖縄本島などの離島や小さい半島を横切り短時間で再び海に出る場合は「通過」としている。

台風の平年値

以下に示す平年値は、1981年 - 2010年の30年のデータを基にした平均値である[49][注 4][注 5]

台風の平年値[49][注 6]
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
発生数 0.3 0.1 0.3 0.6 1.1 1.7 3.6 5.9 4.8 3.6 2.3 1.2 25.6 (26.7)
日本接近数 0.2 0.6 0.8 2.1 3.4 2.9 1.5 0.6 0.1 11.4 (10.8)
日本上陸数 0.0 0.2 0.5 0.9 0.8 0.2 0.0 2.7 (2.6)
本土および沖縄・奄美への台風接近数の平年値[49]
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
本土[注 7] 0.0 0.1 0.4 1.0 1.7 1.7 0.7 0.0 5.5
沖縄・奄美[注 8] 0.0 0.4 0.6 1.5 2.3 1.7 1.0 0.3 0.1 7.6
地方ごとの台風接近数の平年値[49][注 9][注 10][注 11]
地方 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
沖縄地方 0.0 0.4 0.6 1.4 2.2 1.7 0.9 0.3 0.1 7.4
奄美地方 0.0 0.1 0.3 0.8 1.0 1.1 0.6 0.0 3.8
九州地方南部 0.0 0.0 0.4 0.7 0.9 1.0 0.4 0.0 3.3
九州地方北部 0.0 0.0 0.3 0.8 1.0 1.0 0.3 3.2
四国地方 0.0 0.3 0.6 1.0 0.9 0.3 0.0 3.1
中国地方 0.0 0.3 0.5 0.8 0.9 0.2 0.0 2.6
近畿地方 0.0 0.3 0.5 1.0 1.0 0.5 0.0 3.2
東海地方 0.0 0.2 0.5 1.0 1.0 0.5 0.0 3.3
北陸地方 0.2 0.4 0.9 0.8 0.2 0.0 2.5
関東地方・甲信地方 0.0 0.2 0.4 0.9 1.1 0.6 0.0 3.1
伊豆諸島・小笠原諸島 0.1 0.4 0.3 0.8 1.2 1.3 1.1 0.3 0.1 5.4
東北地方 0.0 0.1 0.3 0.8 0.9 0.4 2.6
北海道地方 0.1 0.2 0.7 0.7 0.1 1.8

台風の記録

以下の記録のほとんどは、一部の例外を除いて、統計資料がある1951年からの統計に基づく。

数に関する記録

過去の台風発生数一覧[50]
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
2020 1 1 6 8
2019 1 1 1 4 5 6 4 6 1 29
2018 1 1 1 4 5 9 4 1 3 29
2017 1 1 8 5 4 3 3 2 27
2016 4 7 7 4 3 1 26
2015 1 1 2 1 2 2 3 4 5 4 1 1 27
2014 2 1 2 2 5 1 5 2 1 2 23
2013 1 1 4 3 6 7 7 2 31
2012 1 1 4 4 5 3 5 1 1 25
2011 2 3 4 3 7 1 1 21
2010 1 2 5 4 2 14
2009 2 2 2 5 7 3 1 22
2008 1 4 1 2 4 4 2 3 1 22
2007 1 1 3 4 5 6 4 24
2006 1 1 3 7 3 4 2 2 23
2005 1 1 1 1 5 5 5 2 2 23
2004 1 2 5 2 8 3 3 3 2 29
2003 1 1 2 2 2 5 3 3 2 21
2002 1 1 1 3 5 6 4 2 2 1 26
2001 1 2 5 6 5 3 1 3 26
2000 2 5 6 5 2 2 1 23
1999 2 1 4 6 6 2 1 22
1998 1 3 5 2 3 2 16
1997 2 3 3 4 6 4 3 2 1 28
1996 1 1 2 5 6 6 2 2 1 26
1995 1 1 2 6 5 6 1 1 23
1994 1 1 2 7 9 8 6 2 36
1993 1 1 4 7 5 5 2 3 28
1992 1 1 2 4 8 5 7 3 31
1991 2 1 1 1 4 5 6 3 6 29
1990 1 1 1 3 4 6 4 4 4 1 29
1989 1 1 2 2 7 5 6 4 3 1 32
1988 1 1 3 2 8 8 5 2 1 31
1987 1 1 2 4 4 6 2 2 1 23
1986 1 1 2 2 3 5 3 5 4 3 29
1985 2 1 3 1 8 5 4 1 2 27
1984 2 5 5 4 7 3 1 27
1983 1 3 5 2 5 5 2 23
1982 3 1 3 3 5 5 3 1 1 25
1981 1 2 3 4 8 4 2 3 2 29
1980 1 4 1 4 2 6 4 1 1 24
1979 1 1 1 2 4 2 6 3 2 2 24
1978 1 1 3 4 8 5 4 4 30
1977 1 1 3 3 5 5 1 2 21
1976 1 1 2 2 2 4 4 5 1 1 2 25
1975 1 2 4 5 5 3 1 21
1974 1 1 1 1 4 4 5 5 4 4 2 32
1973 7 5 2 4 3 21
1972 1 1 3 6 5 5 5 3 2 31
1971 1 1 3 4 2 8 5 6 4 2 36
1970 1 2 3 6 5 5 4 26
1969 1 1 1 3 4 3 3 2 1 19
1968 1 1 1 3 8 3 5 5 27
1967 1 2 1 1 1 7 9 9 4 3 1 39
1966 1 2 1 4 10 9 4 3 1 35
1965 2 1 1 1 2 3 5 5 8 2 2 32
1964 2 2 7 5 6 5 6 1 34
1963 1 4 4 3 5 4 3 24
1962 1 1 2 5 8 4 5 3 1 30
1961 1 1 2 3 4 6 6 4 1 1 29
1960 1 1 3 3 10 3 4 1 1 27
1959 1 1 1 2 5 5 4 2 2 23
1958 1 1 1 4 7 5 5 3 2 2 31
1957 2 1 1 1 1 4 5 4 3 22
1956 1 2 1 2 5 6 1 4 1 23
1955 1 1 1 1 2 7 6 4 3 1 1 28
1954 1 1 1 5 5 4 3 1 21
1953 1 1 2 1 6 3 5 3 1 23
1952 3 3 5 3 6 3 4 27
1951 1 1 2 1 1 3 3 2 4 1 2 21
過去の台風の日本上陸数一覧[51]
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
2020
2019 1 2 1 1 5
2018 1 2 2 5
2017 1 1 1 1 4
2016 4 2 6
2015 2 1 1 4
2014 1 1 2 4
2013 2 2
2012 1 1 2
2011 1 2 3
2010 1 1 2
2009 1 1
2008 0
2007 1 1 1 3
2006 1 1 2
2005 1 1 1 3
2004 2 1 3 2 2 10
2003 1 1 2
2002 2 1 3
2001 1 1 2
2000 0
1999 2 2
1998 3 1 4
1997 2 1 1 4
1996 1 1 2
1995 1 1
1994 1 1 1 3
1993 3 1 2 6
1992 3 3
1991 1 2 3
1990 2 2 1 1 6
1989 1 1 2 1 5
1988 2 2
1987 1 1
1986 0
1985 1 2 3
1984 0
1983 1 1 2
1982 2 2 4
1981 1 1 1 3
1980 1 1
1979 2 1 3
1978 1 2 1 4
1977 1 1
1976 1 1 2
1975 2 2
1974 1 2 3
1973 1 1
1972 2 1 3
1971 1 2 1 4
1970 1 2 3
1969 2 2
1968 1 1 1 3
1967 2 1 3
1966 2 3 5
1965 1 2 2 5
1964 1 1 2
1963 1 1 2
1962 1 4 5
1961 1 1 1 3
1960 3 1 4
1959 2 1 1 4
1958 1 1 2 4
1957 1 1
1956 1 1 1 3
1955 1 1 2 4
1954 1 4 5
1953 1 1 2
1952 1 1 1 3
1951 1 1 2
台風の年間発生数
発生数が多い年 発生数が少ない年
順位 発生数 順位 発生数
1 1967年 39 1 2010年 14
2 1994年 1971年 36 2 1998年 16
4 1966年 35 3 1969年 19
5 1964年 34 4 2011年 2003年 1977年 1975年
1973年 1954年 1951年
21
6 1989年 1974年 1965年 32
9 2013年 1992年 1988年 1972年
1958年
31
台風の年間日本接近数(上陸数を含む)
接近数が多い年 接近数が少ない年
順位 接近数 順位 接近数
1 2004年 1966年 1960年 19 1 1973年 4
4 2012年 17 2 1995年 5
5 2018年 1955年 16 3 1977年 6
7 2019年 2000年 1997年 1994年
1965年 1961年 1958年
15 4 2010年 1983年 1979年 7
7 2017年 2009年 1998年 1969年
1964年 1951年
8
台風の年間日本上陸数
上陸数が多い年 上陸数が少ない年
順位 上陸数 順位 上陸数
1 2004年 10 1 2008年 2000年
1986年 1984年
0
2 2016年 1993年 1990年 6 5 2009年 1995年 1987年 1980年
1977年 1973年 1957年
1
5 2019年 2018年 1989年 1966年
1965年 1962年 1954年
5
台風の上陸数
(都道府県別)
順位 都道府県 上陸数
1 鹿児島県 41
2 高知県 26
3 和歌山県 24
4 静岡県 21
5 長崎県 17
6 宮崎県 14
7 愛知県 12
8 千葉県 9
9 熊本県 8
10 徳島県 7

時期などに関する記録

海水温が最も低くなる2月が台風に関する年変わりの時期ともいえ、下記に示す1月1日基準は社会的な区分であることには注意が必要である。

発生日時が(一年の中で)早い台風
順位 名称 国際名 発生日時
1 平成31年台風第1号 Pabuk 2019年1月1日 15時
2 昭和54年台風第1号 Alice 1979年1月2日 9時
3 昭和30年台風第1号 Violet 1955年1月2日 15時
4 平成30年台風第1号 Bolaven 2018年1月3日 9時
5 昭和32年台風第1号 1957年1月3日 15時
6 平成25年台風第1号 Sonamu 2013年1月3日 21時
7 昭和60年台風第1号 Fabian 1985年1月5日 21時
8 昭和47年台風第1号 Kit 1972年1月6日 9時
平成4年台風第1号 Axel 1992年1月6日 9時
10 昭和60年台風第2号 Elsie 1985年1月7日 15時
発生日時が(一年の中で)遅い台風
順位 名称 国際名 発生日時
1 平成12年台風第23号 Soulik 2000年12月30日 9時
2 平成26年台風第23号 Jangmi 2014年12月28日 21時
3 昭和27年台風第27号 Hester 1952年12月28日 9時
4 平成13年台風第26号 Vamei 2001年12月27日 9時
5 昭和50年台風第21号 1975年12月26日 21時
6 昭和41年台風第35号 Pamela 1966年12月26日 9時
平成7年台風第23号 Dan 1995年12月26日 9時
8 平成5年台風第28号 Nell 1993年12月25日 9時
平成24年台風第25号 Wukong 2012年12月25日9時
10 昭和29年台風第23号 1954年12月24日 15時
発生日時が(一年の中で)早い台風第1号
順位 名称 国際名 発生日時
1 平成31年台風第1号 Pabuk 2019年1月1日 15時
2 昭和54年台風第1号 Alice 1979年1月2日 9時
3 昭和30年台風第1号 Violet 1955年1月2日 15時
4 平成30年台風第1号 Bolaven 2018年1月3日 9時
5 昭和32年台風第1号 1957年1月3日 15時
6 平成25年台風第1号 Sonamu 2013年1月3日 21時
7 昭和60年台風第1号 Fabian 1985年1月5日 21時
8 昭和47年台風第1号 Kit 1972年1月6日 9時
平成4年台風第1号 Axel 1992年1月6日 9時
10 昭和33年台風第1号 Ophelia 1958年1月7日 21時
発生日時が(一年の中で)遅い台風第1号
順位 台風 国際名 発生日時
1 平成10年台風第1号 Nichole 1998年7月9日 15時
2 平成28年台風第1号 Nepartak 2016年7月3日 9時
3 昭和48年台風第1号 Wilda 1973年7月2日 3時
4 昭和58年台風第1号 Sarah 1983年6月25日 15時
5 昭和27年台風第1号 Charlotte 1952年6月10日 3時
6 昭和59年台風第1号 Vernon 1984年6月9日 15時
7 昭和39年台風第1号 Tess 1964年5月15日 15時
8 令和2年台風第1号 Vongfong 2020年5月12日 21時
9 平成13年台風第1号 Cimaron 2001年5月11日 9時
10 平成18年台風第1号 Chanchu 2006年5月9日 21時
台風空白期間の長さ
順位 台風A 台風Aの国際名 台風Aの消滅日時 台風B 台風Bの国際名 台風Bの発生日時 空白期間
1 平成27年台風第27号 Melor 2015年12月17日 9時 平成28年台風第1号 Nepartak 2016年7月3日 9時 199日 0時間
平成9年台風第28号 Paka 1997年12月22日 15時 平成10年台風第1号 Nichole 1998年7月9日 15時
3 昭和47年台風第31号 Violet 1972年12月16日 3時 昭和48年台風第1号 Wilda 1973年7月2日 3時 198日 0時間
4 昭和57年台風第25号 Roger 1982年12月10日 21時 昭和58年台風第1号 Sarah 1983年6月25日 15時 196日 18時間
5 平成22年台風第14号 Chaba 2010年10月31日 3時 平成23年台風第1号 Aere 2011年5月7日 21時 188日 18時間
6 昭和50年台風第1号 Lola 1975年1月28日 15時 昭和50年台風第2号 Mamie 1975年7月28日 3時 180日 12時間
7 昭和26年台風第20号 Amy 1951年12月17日 21時 昭和27年台風第1号 Charlotte 1952年6月10日 3時 175日 6時間
8 昭和58年台風第23号 Thelma 1983年12月18日 15時 昭和59年台風第1号 Vernon 1984年6月9日 15時 174日 0時間
9 平成11年台風第22号 Gloria 1999年11月16日 21時 平成12年台風第1号 Damrey 2000年5月7日 9時 172日 12時間
10 平成17年台風第23号 Bolaven 2005年11月20日 9時 平成18年台風第1号 Chanchu 2006年5月9日 21時 170日 12時間
上陸日時が(一年の中で)早い台風
順位 名称 国際名 上陸日時 上陸地点
1 第03号/昭和31年台風第3号 Thelma 1956年4月25日 7時30分 46鹿児島県/大隅半島南部
2 第06号/昭和40年台風第6号 Amy 1965年5月27日 12時 12千葉県/房総半島
3 第04号/平成15年台風第4号 Linfa 2003年5月31日 6時30分 38愛媛県宇和島市付近
4 第02号/ジュディ台風(昭和28年台風第2号) Judy 1953年6月7日 9時 43熊本県八代市付近
5 第04号/平成16年台風第4号 Conson 2004年6月11日 16時 39高知県室戸市付近
6 第03号/昭和38年台風第3号 Rose 1963年6月13日 22時 39高知県宿毛市付近
7 第04号/平成24年台風第4号 Guchol 2012年6月19日 17時 30和歌山県南部
8 第07号/平成9年台風第7号 Opal 1997年6月20日 11時30分 23愛知県豊橋市付近
9 第03号/昭和53年台風第3号 Polly 1978年6月20日 18時 42長崎県/西彼杵半島
10 第06号/平成16年台風第6号 Dianmu 2004年6月21日 9時30分 39高知県室戸市付近
上陸日時が(一年の中で)遅い台風
順位 名称 国際名 上陸日時 上陸地点
1 第28号/平成2年台風第28号 Page 1990年11月30日 14時 30和歌山県白浜町
2 第34号/昭和42年台風第34号 Dinah 1967年10月28日 3時30分 23愛知県南部
3 第21号/平成29年台風第21号 Lan 2017年10月23日 3時 22静岡県掛川市付近
4 第23号/平成16年台風第23号 Tokage 2004年10月20日 13時 39高知県土佐清水市付近
5 第26号/昭和30年台風第26号 Opal 1955年10月20日 12時 30和歌山県田辺市付近
6 第20号/昭和54年台風第20号 Tip 1979年10月19日 9時30分 30和歌山県白浜町付近
7 第10号/平成10年台風第10号 Zeb 1998年10月17日 16時30分 46鹿児島県枕崎市付近
8 第19号/昭和62年台風第19号 Kelly 1987年10月17日 0時 39高知県室戸市付近
9 第15号/ルース台風
(昭和26年台風第15号)
Ruth 1951年10月14日 19時 46鹿児島県いちき串木野市(現)付近
10 第19号/平成26年台風第19号 Vongfong 2014年10月13日 8時30分 46鹿児島県枕崎市付近
短命台風(台風でなかった期間を除く)
順位 台風 国際名 台風期間
1 昭和45年台風第13号 Dot 1970年 0時間
2 昭和49年台風第29号 Hester 1974年 3時間
3 昭和36年台風第12号 - 1961年 6時間
昭和36年台風第14号 -
昭和41年台風第28号 - 1966年
昭和49年台風第31号 Judy 1974年
平成16年台風第26号 Merbok 2004年
平成25年台風第14号 Unala 2013年
長寿台風(台風でなかった期間を除く)
順位 名称 国際名 台風期間 発生日時 消滅日時
1 平成29年台風第5号 Noru 19日0時間 2017年7月20日 21時 2017年8月8日 21時
昭和47年台風第7号 Rita 1972年7月7日 21時 1972年7月26日 21時
3 昭和42年台風第22号 Opal 18日6時間 1967年8月30日 9時 1967年9月17日 15時
4 昭和61年台風第14号 Wayne 17日18時間 1986年8月18日 15時 1986年9月6日 21時
5 昭和47年台風第9号 Tess 15日12時間 1972年7月9日 3時 1972年7月24日 15時
6 平成9年台風第28号 Paka 14日12時間 1997年12月8日 3時 1997年12月22日 15時
平成6年台風第31号 Verne 1994年10月18日 9時 1994年11月1日 21時
昭和26年台風第20号 Amy 1951年12月3日 9時 1951年12月17日 21時
9 平成4年台風第30号 Gay 14日6時間 1992年11月16日 3時 1992年11月30日 9時
10 平成15年台風第2号 Kujira 14日3時間 2003年4月11日 9時 2003年4月25日 12時
長寿台風(気象庁基準)
順位 台風 国際名 台風期間 発生日時 消滅日時 備考
1 昭和61年台風第14号 Wayne 19日6時間 1986年8月18日 15時 1986年9月6日 21時 期間のうち1日12時間は熱帯低気圧
2 平成29年台風第5号 Noru 19日0時間 2017年7月20日 21時 2017年8月8日 21時
昭和47年台風第7号 Rita 1972年7月7日 21時 1972年7月26日 21時
4 昭和42年台風第22号 Opal 18日6時間 1967年8月30日 9時 1967年9月17日 15時
5 平成3年台風第20号 Nat 15日18時間 1991年9月16日 15時 1991年10月2日 9時 期間のうち2日3時間は熱帯低気圧
6 昭和47年台風第9号 Tess 15日12時間 1972年7月9日 3時 1972年7月24日 15時
7 昭和49年台風第14号 Mary 15日6時間 1974年8月11日 15時 1974年8月26日 21時 期間のうち3日12時間は熱帯低気圧
8 平成21年台風第17号 Parma 14日18時間 2009年9月29日 15時 2009年10月14日 9時 期間のうち1日は熱帯低気圧
9 平成9年台風第28号 Paka 14日12時間 1997年12月8日 3時 1997年12月22日 15時
平成6年台風第31号 Verne 1994年10月18日 9時 1994年11月1日 21時
昭和26年台風第20号 Amy 1951年12月3日 9時 1951年12月17日 21時

規模に関する記録

海上における中心気圧が低い台風
順位 名称 国際名 中心気圧 (hPa) 観測年月日 観測地点
1 昭和54年台風第20号 Tip 870 1979年10月12日 沖ノ鳥島南東
2 昭和48年台風第15号 Nora 875 1973年10月6日 フィリピン東方
昭和50年台風第20号 June 1975年11月19日 マリアナ近海
4 狩野川台風
(昭和33年台風第22号)
Ida 877 1958年9月24日 沖ノ鳥島付近
5 昭和41年台風第4号 Kit 880 1966年6月26日 南大東島南方
昭和53年台風第26号 Rita 1978年10月25日 フィリピン東方
昭和59年台風第22号 Vanessa 1984年10月26日
8 昭和28年台風第7号 Nina 885 1953年8月13日 フィリピン東方
昭和34年台風第9号 Joan 1959年8月29日 宮古島南方
昭和46年台風第35号 Irma 1971年11月12日 フィリピン東方
昭和58年台風第10号 Forrest 1983年9月23日 沖ノ鳥島南方
平成22年台風第13号 Megi 2010年10月17日 フィリピン東方
陸上(気象官署)における中心気圧が低い台風
順位 名称 国際名 中心気圧(hPa 観測年月日 観測地点
1 沖永良部台風
(昭和52年台風第9号)
Babe 907.3 1977年昭和52年)9月9日 沖永良部鹿児島
2 宮古島台風
(昭和34年台風第14号)
Sarah 908.1 1959年(昭和34年)9月15日 宮古島沖縄
3 室戸台風 - 911.6 1934年(昭和9年)9月21日 室戸岬高知
4 平成15年台風第14号 Maemi 912.0 2003年平成15年)9月11日 宮古島(沖縄)
5 枕崎台風
(昭和20年台風第16号)
Ida 916.1 1945年(昭和20年)9月17日 枕崎(鹿児島)
6 第2室戸台風
(昭和36年台風第18号)
Nancy 918.0 1961年(昭和36年)9月15日 名瀬(鹿児島)
7 昭和5年8月の台風
(名称なし)
- 922.0 1930年(昭和5年)8月9日 南大東島(沖縄)
8 昭和38年台風第14号 Gloria 923.5 1963年(昭和38年)9月10日 石垣島(沖縄)
9 平成18年台風第13号 Shanshan 923.8 2006年(平成18年)9月16日 西表島(沖縄)
10 平成16年台風第18号 Songda 924.4 2004年(平成16年)9月5日 名護(沖縄)
上陸時(直前)の中心気圧が低い台風
順位 名称 国際名 中心気圧(hPa 上陸日時 上陸地点
1 第2室戸台風
(昭和36年台風第18号)
Nancy 925 1961年昭和36年)9月16日 9時 室戸岬西方
2 伊勢湾台風
(昭和34年台風第15号)
Vera 929 1959年(昭和34年)9月26日 18時 潮岬西方
3 平成5年台風第13号 Yancy 930 1993年平成5年)9月3日 16時 薩摩半島南部
4 ルース台風
(昭和26年台風第15号)
Ruth 935 1951年(昭和26年)10月14日 19時 串木野市付近
5 平成3年台風第19号 Mireille 940 1991年(平成3年)9月27日 16時 佐世保市
昭和46年台風第23号 Trix 1971年(昭和46年)8月29日 23時 佐多岬
昭和40年台風第23号 Shirley 1965年(昭和40年)9月10日 8時 安芸市付近
昭和40年台風第15号 Jean 1965年(昭和40年)8月6日 4時 牛深市付近
昭和39年台風第20号 Wilda 1964年(昭和39年)9月24日 17時 佐多岬
昭和30年台風第22号 Louise 1955年(昭和30年)9月29日 22時 薩摩半島
昭和29年台風第5号 Grace 1954年(昭和29年)8月18日 2時 鹿児島県西部
(参考) 室戸台風 911.6 1934年(昭和9年)9月21日 室戸岬西方
枕崎台風
(昭和20年台風第16号)
Ida 916.3 1945年(昭和20年)9月17日 枕崎町付近
最大風速(気象庁解析・10分間平均)
順位 台風 国際名 最大風速 (kt)
1 昭和54年台風第20号 Tip 1979年 140
2 平成25年台風第30号 Haiyan 2013年 125
平成22年台風第13号 Megi 2010年
昭和57年台風第10号 Bess 1982年
5 平成28年台風第14号 Meranti 2016年 120
平成3年台風第28号 Yuri 1991年
平成2年台風第19号 Flo 1990年
昭和61年台風第3号 Lola 1986年
昭和60年台風第22号 Dot 1985年
昭和59年台風第22号 Vanessa 1984年
昭和58年台風第5号 Abby 1983年
昭和57年台風第21号 Mac 1982年
昭和56年台風第22号 Elsie 1981年
昭和55年台風第19号 Wynne 1980年
昭和53年台風第26号 Rita 1978年
最大風速(米海軍解析・1分間平均)
順位 台風 国際名 最大風速 (kt)
1 第2室戸台風 (昭和36年台風第18号) Nancy 1961年 185
2 昭和36年台風第24号 Violet 1961年 180
昭和30年台風第28号 Ruth 1955年
4 狩野川台風 (昭和33年台風第22号) Ida 1958年 175
5 平成28年台風第14号 Meranti 2016年 170
平成25年台風第30号 Haiyan 2013年
昭和41年台風第4号 Kit 1966年
昭和39年台風第34号 Opal 1964年
昭和39年台風第18号 Sally 1964年
昭和34年台風第9号 Joan 1959年


最大風速(陸上)
順位 名称 国際名 最大
風速
(m/s)
風向 観測年月日 観測地点
1 昭和40年台風第23号 Shirley 69.8 西南西 1965年9月10日 室戸岬
高知・気象官署)
2 ルース台風
(昭和26年台風第15号)
Ruth 69.3 1951年10月14日 細島
宮崎・燈台)
3 67.1 南東 佐田岬
愛媛・燈台)
4 第2室戸台風
(昭和36年台風第18号)
Nancy 66.7 西南西 1961年9月16日 室戸岬
(高知・気象官署)
5 昭和29年台風第13号 Kathy 65.0 南南西 1954年9月7日 都井岬
(宮崎・燈台)
6 洞爺丸台風
(昭和29年台風第15号)
Marie 63.3 南南西 1954年9月27日 神威岬
北海道・燈台)
7 第2宮古島台風
(昭和41年台風第18号)
Cora 60.8 北東 1966年9月5日 宮古島
沖縄・気象官署)
8 洞爺丸台風
(昭和29年台風第15号)
Marie 58.8 西南西 1954年9月26日 佐多岬
鹿児島・燈台)
9 昭和45年台風第10号 Anita 57.5 北西 1970年8月21日 土佐沖ノ島
(高知・燈台)
10 昭和5年8月の台風
(名称なし)
- 57.0※ 北東 1930年8月9日 南大東島
(沖縄)

※ - 測器破損のため推定値

最大瞬間風速
順位 名称 国際名 最大
瞬間
風速
(m/s)
風向 観測年月日 観測地点
1 第2宮古島台風
(昭和41年台風第18号)
Cora 85.3 北東 1966年昭和41年)9月5日 宮古島
沖縄・気象官署)
2 第2室戸台風
(昭和36年台風第18号)
Nancy 84.5 西南西 1961年(昭和36年)9月16日 室戸岬
高知・気象官署)
3 平成27年台風第21号 Dujuan 81.1 南東 2015年(平成27年)9月28日 与那国島
沖縄・気象官署)
4 第3宮古島台風
(昭和43年台風第16号)
Della 79.8 北東 1968年(昭和43年)9月22日 宮古島
(沖縄・気象官署)
5 昭和45年台風第9号 Wilda 78.9 東南東 1970年(昭和45年)8月13日 名瀬
鹿児島・気象官署)
6 昭和40年台風第23号 Shirley 77.1 西南西 1965年(昭和40年)9月10日 室戸岬
(高知・気象官署)
7 枕崎台風
(昭和20年台風第16号)
Ida 75.5 南南東 1945年(昭和20年)9月17日 細島
宮崎・燈台)
8 平成15年台風第14号 Maemi 74.1 2003年平成15年)9月11日 宮古島
(沖縄・気象官署)
9 昭和31年台風第12号 Emma 73.6 1956年(昭和31年)9月8日 那覇
(沖縄・気象官署)
10 昭和39年台風第20号 Wilda > 72.3 西 1964年(昭和39年)9月25日 宇和島
愛媛・気象官署)
強風域が大きい台風(直径順)
順位 名称 国際名 強風域最大直径 (km)
1 平成9年台風第13号 Winnie 1997年 2360
2 昭和62年台風第13号 Freda 1987年 2220
平成2年台風第12号 Yancy 1990年
平成9年台風第25号 Keith 1997年
5 平成7年台風第12号 Oscar 1995年 2130
6 昭和61年台風第10号 Sarah 1986年 2040
平成2年台風第23号 Kyle 1990年
平成8年台風第9号 Herb 1996年
9 昭和56年台風第24号 Gay 1981年 1940
平成13年台風第4号 Utor 2001年
暴風域が大きい台風 (直径順)
順位 名称 国際名 暴風域最大直径
(nm) (km)
1 昭和59年台風第22号 Vanessa 1984年 500 950
平成元年台風第28号 Forrest 1989年
3 昭和56年台風第24号 Gay 1981年 450 850
昭和58年台風第5号 Abby 1983年
昭和62年台風第20号 Lynn 1987年
平成9年台風第13号 Winnie 1997年
7 昭和55年台風第18号 Vernon 1980年 425 800
8 平成3年台風第19号 Mireille 1991年 420
平成10年台風第10号 Zeb 1998年
10 昭和54年台風第20号 Tip 1979年 400 750
昭和57年台風第9号 Andy 1982年
昭和57年台風第10号 Bess
昭和57年台風第23号 Owen
昭和59年台風第10号 Holly 1984年
昭和60年台風第5号 Hal 1985年
昭和60年台風第20号 Brenda
平成元年台風第25号 Colleen 1989年
平成8年台風第24号 Dale 1996年
急発達した台風(気圧低下率順)
順位 台風 国際名 最大気圧低下 (6時間)
1 昭和28年台風第13号 Tess 1953年 - 93 hPa
2 昭和28年台風第7号 Nina - 65 hPa
3 昭和33年台風第19号 Grace 1958年 - 55 hPa
4 昭和29年台風第12号 June 1954年 - 50 hPa
昭和35年台風第8号 Shirley 1960年
昭和39年台風第18号 Sally 1964年
7 昭和26年台風第4号 Iris 1951年 - 44 hPa
8 昭和29年台風第17号 Olga 1954年 - 40 hPa
昭和29年台風第19号 Pamela
昭和37年台風第28号 Karen 1962年
昭和38年台風第17号 Judy 1963年
昭和55年台風第19号 Wynne 1980年
平成18年台風第20号 Chebi 2006年
連続での猛烈な勢力の期間が長い台風
順位 台風 国際名 猛烈な勢力であった期間
1 昭和53年台風第26号 Rita 1978年 96時間
2 平成30年台風第22号 Mangkhut 2018年 90時間
3 平成16年台風第16号 Chaba 2004年 78時間
4 令和元年東日本台風
(令和元年台風第19号)
Hagibis 2019年 72時間
昭和59年台風第22号 Vanessa 1984年
昭和56年台風第22号 Elsie 1981年
昭和54年台風第20号 Tip 1979年
8 平成9年台風第24号 Joan 1997年 66時間
9 平成24年台風第17号 Jelawat 2012年 60時間
平成3年台風第28号 Yuri 1991年
平成3年台風第23号 Ruth 1991年

被害に関する記録

死者・行方不明者が多い台風(1951年以降)
順位 名称 国際名 死者・行方不明者数
1 伊勢湾台風(昭和34年台風第15号) Vera 1959年 5,098
2 洞爺丸台風(昭和29年台風第15号) Marie 1954年 1,761
3 狩野川台風(昭和33年台風第22号) Ida 1958年 1,269
4 ルース台風(昭和26年台風第15号) Ruth 1951年 943
5 昭和28年台風第13号 Tess 1953年 478
6 昭和41年台風第24号 Helen 1966年 318
昭和41年台風第26号 Ida 1966年
8 昭和34年台風第7号 Georgia 1959年 235
9 昭和40年台風第29号 Carmen 1965年  209
10 第2室戸台風(昭和36年台風第18号) Nancy 1961年 202
負傷者が多い台風(1951年以降)
順位 名称 国際名 負傷者数
1 伊勢湾台風(昭和34年台風第15号) Vera 1959年 38,921
2 第2室戸台風(昭和36年台風第18号) Nancy 1961年 4,972
3 ルース台風(昭和26年台風第15号) Ruth 1951年 2,644
4 昭和28年台風第13号 Tess 1953年 2,559
5 洞爺丸台風(昭和29年台風第15号) Marie 1954年 1,601
6 昭和34年台風第7号 Georgia 1959年 1,528
7 平成3年台風第19号 Mireille 1991年  1,499
8 平成16年台風第18号 Songda 2004年  1,364
9 狩野川台風(昭和33年台風第22号) Ida 1965年  1,138
10 平成11年台風第18号 Bart 1999年 1,077
住家被害が大きい台風(1951年以降)
順位 名称 国際名 住家被害
1 伊勢湾台風(昭和34年台風第15号) Vera 1959年 833,965
2 第2室戸台風(昭和36年台風第18号) Nancy 1961年 499,444
3 ルース台風(昭和26年台風第15号) Ruth 1951年 221,118
4 洞爺丸台風(昭和29年台風第15号) Marie 1954年 207,542
5 平成3年台風第19号 Mireille 1991年 170,447
6 平成30年台風第21号 Jebi 2018年 97,910
7 昭和28年台風第13号 Tess 1966年 86,398
8 昭和30年台風第22号 Louise 1955年 85,554
9 令和元年房総半島台風(令和元年台風第15号) Faxai 2019年  76,874
10 昭和34年台風第7号 Georgia 1959年 76,199
浸水被害が大きい台風(1951年以降)
順位 名称 国際名 浸水被害
1 狩野川台風(昭和33年台風第22号) Ida 1958年 521,715
2 昭和28年台風第13号 Tess 1953年 495,875
3 昭和51年台風第17号 Fran 1976年 442,317
4 第2室戸台風(昭和36年台風第18号) Nancy 1961年 384,120
5 伊勢湾台風 Vera 1959年 363,611
6 昭和40年台風第24号 Trix 1965年 251,820
7 昭和29年台風第12号 June 1954年 181,380
8 昭和49年台風第8号 Gilda 1974年 148,934
9 昭和34年台風第7号 Georgia 1959年 148,607
10 昭和47年台風第20号 Helen 1972年 146,547
被害額が多い台風(日本)
順位 名称 国際名 被害額
1 昭和57年台風第10号 Bess 1982年 5,916億円
2 平成3年台風第19号 Mireille 1991年 5,735億円
3 昭和56年台風第15号 Thad 1981年 2,272億円
4 昭和51年台風第17号 Fran 1976年 2,080億円
5 平成5年台風第13号 Yancy 1993年 1,755億円
6 平成11年台風第18号 Bart 1999年 1,631億円
7 平成2年台風第19号 Flo 1990年 1,322億円
8 昭和60年台風第6号 Irma 1985年 1,303億円
9 平成16年台風第18号 Songda 2004年 1,262億円
10 昭和57年台風第18号 Judy 1982年 1,258億円

その他の記録

大雨インパクト指数が大きい台風
順位 台風 国際名 大雨指数
1 平成23年台風第15号 Roke 2011年 10000
2 平成29年台風第21号 Lan 2017年 8527
3 平成30年台風第7号 Prapiroon 2018年 8491
4 平成16年台風第23号 Tokage 2004年 8427
5 昭和51年台風第17号 Fran 1976年 8366
6 平成17年台風第14号 Nabi 2005年 7885
7 平成2年台風第19号 Flo 1990年 7833
8 昭和54年台風第20号 Tip 1979年 7451
9 平成23年台風第12号 Talas 2011年 6863
10 平成19年台風第4号 Man-yi 2007年 6859
強風インパクト指数が大きい台風
台風 国際名 強風指数
1 平成16年台風第18号 Songda 2004年 10000
2 平成30年台風第24号 Trami 2018年 8166
3 平成3年台風第19号 Mireille 1991年 8052
4 平成16年台風第16号 Chaba 2004年 7718
5 平成18年台風第13号 Shanshan 2006年 7105
6 平成17年台風第14号 Nabi 2005年 6308
7 平成24年台風第17号 Jelawat 2012年 6001
8 平成30年台風第21号 Jebi 2018年 5840
9 平成16年台風第23号 Tokage 2004年 5827
10 平成11年台風第18号 Bart 1999年 5817
総合インパクト指数が大きい台風
台風番号 国際名 総合指数
1 平成30年台風第24号 Trami 2018年 14740
2 平成16年台風第23号 Tokage 2004年 14254
3 平成17年台風第14号 Nabi 2005年 14193
4 平成29年台風第21号 Lan 2017年 13763
5 平成23年台風第15号 Roke 2011年 13757
6 平成16年台風第18号 Songda 2004年 13150
7 昭和54年台風第20号 Tip 1979年 12792
8 平成16年台風第16号 Chaba 2004年 12204
9 平成2年台風第19号 Flo 1990年 11799
10 平成30年台風第7号 Prapiroon 2018年 11208
平均速度(時速)が速い台風
順位 台風 国際名 平均速度 (km/h)
1 昭和41年台風第28号 - 1966年 72.7
2 昭和26年台風第1号 - 1951年 72.6
3 令和元年台風第3号 Sepat 2019年 66.7
4 平成20年台風第10号 Phanfone 2008年 60.7
5 昭和28年台風第15号 - 1953年 59.3
6 昭和52年台風第15号 - 1977年 58.7
7 昭和53年台風第30号 Winnie 1978年 55.1
8 平成11年台風第22号 Gloria 1999年 55.0
9 昭和46年台風第29号 Carmen 1971年 54.4
10 昭和42年台風第29号 - 1967年 53.8
移動距離が長い台風
順位 名称 国際名 移動距離 (km)
1 昭和40年台風第32号 Faye 1965年 8,753
2 第2室戸台風(昭和36年台風第18号) Nancy 1961年 8,113
3 平成15年台風第18号 Parma 2003年 7,606
4 昭和27年台風第27号 Hester 1952年 7,554
5 平成3年台風第19号 Mireille 1991年 7,307
6 昭和62年台風第7号 Wynne 1987年 7,275
7 昭和53年台風第26号 Rita 1978年 7,179
8 昭和37年台風第28号 Karen 1962年 7,113
9 昭和54年台風第20号 Tip 1979年 6,872
10 平成29年台風第5号 Noru 2017年 6,846
南下した台風(南下幅順)
順位 名称 国際名 南下幅 (緯度)
1 平成15年台風第18号 Parma 2003年 8.9
2 平成29年台風第5号 Noru 2017年 8.2
3 平成5年台風第27号 Manny 1993年 7.5
平成16年台風第25号 Muifa 2004年
5 昭和61年台風第14号 Wayne 1986年 6.9
6 平成12年台風第15号 Bopha 2000年 6.7
7 平成3年台風第20号 Nat 1991年 6.6
8 平成8年台風第25号 Ernie 1996年 6.4
9 平成30年台風第12号 Jongdari 2018年 6.3
10 昭和39年台風第14号 Kathy 1964年 6.2
昭和52年台風第12号 Dinath 1977年
昭和59年台風第25号 Bill 1984年

各番号の台風

各番号の台風についてはそれぞれ各項目を参照。

各年の台風

気象庁が統計を開始した1951年以降の各年の台風については、それぞれ各項目を参照。また、年度別の一覧については「年別台風記事一覧」を参照。