名古屋市交通局 名城線
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2000形電車
2000形電車
基本情報
日本の旗 日本
所在地 愛知県名古屋市
種類 地下鉄
路線網 名古屋市営地下鉄
起点 大曽根駅
終点 大曽根駅
駅数 28駅
路線記号 M
路線番号 2号線(大曽根 - 栄 - 金山間)
4号線(金山 - 名古屋大学 - 大曽根間)
路線色       紫(藤色)
DIC 106[1]
開業 1965年10月15日(2号線)
1974年3月30日(4号線)
全通 1971年12月20日(2号線)
2004年10月6日(4号線)
所有者 名古屋市交通局
運営者 名古屋市交通局
路線構造 環状線
車両基地 大幸車庫名港工場
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線距離 26.4 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線
電化方式 直流600 V 第三軌条方式
閉塞方式 車内信号式
保安装置 CS-ATC
最高速度 65 km/h[2]
路線図
Linemap of NMS Meijō Line.svg
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
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新瑞橋方面
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Nagoya Subway Logo (Meijo & Meiko Line).svg 名港線
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名古屋市電 沢上町電停
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JR東海東海道線
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名鉄名古屋本線
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JR東海:中央本線
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HUBrf
0.0 M01 金山駅
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名古屋市電
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金山橋-大津橋間 -1968年
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0.7 M02 東別院駅
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Nagoya Subway Logo (Tsurumai Line).svg 鶴舞線
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1.6 M03 上前津駅
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名古屋市電:上前津電停
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2.3 M04 矢場町駅
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名古屋市電:栄電停
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Nagoya Subway Logo (Higashiyama Line).svg 東山線
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3.0 M05 栄駅
tSTR uexSTR
栄町駅 栄駅と徒歩連絡
tKRZt tTBHFt
3.4 M06 久屋大通駅
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Nagoya Subway Logo (Sakura-dori Line).svg 桜通線
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名古屋市電:大津橋電停
tSTR exSTR+l etKRZ exHSTq
名鉄:瀬戸線 外濠区間 -1976年
4.3 M07 市役所駅
tSTRe exSTR tSTR
東大手駅 市役所駅と徒歩連絡
eABZg+l exSTRr tBHF
5.4 M08 名城公園駅
LSTR tBHF
6.4 M09 黒川駅
LSTR tBHF
7.4 M10 志賀本通駅
LSTR
tSTRq
8.2 M11 平安通駅
LSTR tSTR
Nagoya Subway Logo (Kamiiida Line).svg 上飯田線
hSTR HUBrg
8.9 M12 大曽根駅
hSTRl
tKRZh hSTRq hSTRq
名鉄:瀬戸線
hSTRq
tKRZh hSTRq hSTRq
JR東海:中央本線
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名古屋市電:矢田町四丁目電停
tSTR uexSTRr
NGBガイドウェイバス志段味線ゆとりーとライン
9.7 M13 ナゴヤドーム前矢田駅
tKDSTaq umhKRZt tABZgr
大幸車庫
10.6 M14 砂田橋駅
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tBHF
11.5 M15 茶屋ヶ坂駅
tBHF
12.7 M16 自由ヶ丘駅
tSTRq tTBHFt tSTRq
14.1 M17 本山駅
tSTR
Nagoya Subway Logo (Higashiyama Line).svg 東山線
tBHF
15.1 M18 名古屋大学駅
tBHF
16.2 M19 八事日赤駅
tSTRq tTBHFt tSTRq
17.2 M20 八事駅
tSTR
Nagoya Subway Logo (Tsurumai Line).svg 鶴舞線
tBHF
18.5 M21 総合リハビリセンター駅
tBHF
19.5 M22 瑞穂運動場東駅
tKRZW
山崎川
tSTRq tTBHFt tSTRq
20.7 M23 新瑞橋駅
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Nagoya Subway Logo (Sakura-dori Line).svg 桜通線
HUBlg
21.4 M24 妙音通駅
hSTR+l hSTRq tKRZh
名鉄:名古屋本線
hSTR tSTR
呼続駅 妙音通駅と徒歩連絡
HUBq
22.2 M25 堀田駅
hSTR tSTR
堀田駅 (名鉄)
hSTR tSTR
地下鉄堀田駅と徒歩連絡
hSTRe STR+l tKRZ STRq
JR東海:東海道本線
ABZg+l KRZu tKRZ STRq
名鉄:常滑線
23.4 M26 伝馬町駅
STR STR tSTR
神宮前駅 伝馬町駅と徒歩連絡
STR
24.4 M27 神宮西駅
STR STR tSTR
熱田駅 神宮西駅と徒歩連絡
STR STR tBHF
25.3 M28 西高蔵駅
STR STR tSTR tSTR+l tSTRq
Nagoya Subway Logo (Meijo & Meiko Line).svg 名港線
STR STRl tKRZ tKRZ
JR東海:東海道本線
STRl STRq tKRZ tKRZ
名鉄:名古屋本線
STRq STRq tKRZ tKRZ
JR東海:中央本線
HUBrf
26.4 M01 金山駅
tSTRl tABZg+r
栄方面

名城線(めいじょうせん)は、愛知県名古屋市東区大曽根駅から、同市中区栄駅金山駅、同市千種区名古屋大学駅を経て、大曽根駅までを環状に結ぶ、名古屋市営地下鉄の路線の愛称名古屋市高速度鉄道第2号線の一部(大曽根 - 栄 - 金山)と、同4号線(大曽根 - 名古屋大学 - 金山)から構成される。ラインカラー藤色 )で、名城線で使用されていた1000形のウインザーイエローの車体に補色である紫色の線が巻かれていたことに由来する[3]駅ナンバリングで用いられる路線記号はM

なお、路線としては上記の通り大曽根駅から左回り基準であるが、列車番号はナゴヤドーム前矢田駅から両回り同等、駅番号は金山駅から右回り基準で付されている。

すべての駅でmanaca(2011年2月11日に導入)などの交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが使用できる。

概要

1965年に栄 - 市役所間[4]が2号線として開業。2004年10月6日に4号線名古屋大学駅から八事駅を経て新瑞橋駅までが開業[5]したことで、大曽根 - 名古屋大学 - 金山間が全通し、2号線大曽根 - 栄 - 金山間とあわせて名古屋市営地下鉄初の環状線が完成、日本初の地下鉄環状運転が開始された[5]。環状線の完成に伴い、環状部の愛称を「名城線」、枝線となる2号線金山 - 名古屋港間の愛称を「名港線」とした[5]

最古の区間である栄 - 市役所間は1965年の開業であるのに対し、最新の区間である名古屋大学 - 新瑞橋間は2004年の開業であり、開業年にはおよそ40年もの差がある。この区間は一部が民有地の下を通っているため、地権者から建設差し止め[6]、土地収用の事業認定・収用裁決取り消しの裁判[7] を起こされたりしたことから開業が遅れた。新瑞橋 - 金山 - 栄 - 大曽根間にある駅は全体的に古い雰囲気があり、ナゴヤドーム前矢田 - 本山 - 瑞穂運動場東間にある駅は2000年代に開業したこともあり全体的に雰囲気は新しい。

全長は26.4kmで、JR西日本の大阪環状線 (21.7 km) より長く、大江戸線の環状部 (27.8 km)、JR東日本の山手線 (34.5 km) より短い。環状運転の実施以前は大曽根 - 金山 - 名古屋港を「名城線」と呼び、それ以外の区間を「4号線」と表記していた[注 1]

日本の環状地下鉄としては東京の都営地下鉄大江戸線に次ぐものであるが、大江戸線の環状部は都庁前駅スイッチバック形の配線となっているため、環状運転を行う地下鉄としては名城線が日本で初である。また世界的にもロンドン地下鉄サークル線[注 2]グラスゴー地下鉄モスクワ地下鉄環状線マドリード地下鉄6号線、ソウル交通公社2号線[注 3]北京地下鉄2号線に次いで7番目で、一周の距離では北京地下鉄10号線とソウル交通公社2号線に次いで世界第3位の長さである。

名古屋市営地下鉄の中では名港線・桜通線東山線とともに、路線が名古屋市内に収まっており、営業運転で車両が名古屋市外に出ない路線である[注 4]。また、直通する名港線を含めて、全線が名古屋環状2号線の内側に収まっている。そして、名港線・桜通線・上飯田線とともに営業線が全て地下にある路線である(名港線は名港工場が地上にある。環状化前は名城工場が地上に存在した)[注 5]。環状化されてからは多くの区を通過するようになったが、守山区名東区緑区南区中村区西区は通らない(北東から時計回りに。中川区と港区は名港線のみ通る。天白区は通過するのみで、駅はない)。環状運転開始により、名古屋市東部および南部に延びる他の路線のバイパスとなったことで、東山線藤が丘方面から鶴舞線赤池・豊田市方面、ならびに桜通線野並・徳重方面への乗車時間が大幅に短縮されている。

同じく都心部で環状運転を行なっている山手線や大阪環状線との相違点として、運転方向を「右回り」・「左回り」と呼んでいること、JRや名鉄との接続駅が金山駅大曽根駅のみであること、他路線のバイパスとして機能していること、都心部ないし副都心と郊外とを結んでいることである。さらに、沿線にはナゴヤドームパロマ瑞穂スポーツパークドルフィンズアリーナといったスポーツ施設があるので、これらの施設へのアクセス利便性が向上している。

2005年10月6日より、従来の接近チャイムに代わって試験的に接近メロディが名港線とともに全駅において導入された。東日本旅客鉄道(JR東日本)の首都圏の駅で使われている櫻井音楽工房発車メロディが使われていた(曲名は、名城線左回りが「すすきの高原」、右回りが「あざみ野」、名港線名古屋港方面が「twilight」、金山方面が「光と風と」)が、2007年3月19日からはオリジナルの物に変更されている。現在使用している接近メロディは名城線の左回りが「ランディング」、右回りが「サークル・ポイント」、名港線の名古屋港方面が「ハッピータイム」、金山方面が「海」という曲である。

金山駅・八事駅・本山駅・栄駅を除く各駅のホーム番号は左回りが1番ホーム、右回りが2番ホームである。

名城線を金山から右回りの順に見ていくと、金山 - 東別院間は大津通より西側を通る。東別院からは大津通の東側に変わり、東別院 - 矢場町間は前津通の下を、矢場町 - 市役所付近は久屋大通の下を通る。市役所付近で大津通の下を通り、そのまま北へ向かう。黒川に付く手前で進路を東寄りに変え、名古屋市道名古屋環状線の下を通る。大曽根駅を過ぎると名古屋ガイドウェイバスと平行になりナゴヤドームの横を通る。砂田橋を過ぎると進路をやや南寄りに変え、丘陵住宅地の下を通る。本山 - 瑞穂運動場東間は山手グリーンロードの下を通る。この辺りは掘割構造の名古屋高速が通っていたり、地形の起伏が激しく、名古屋市でもかなり深い位置にホームがあったりコンコースまでの道のりが長くなっている駅が多い。名古屋大学駅付近は名古屋大学のキャンパス内の地下を通っており、日本では全国的にも珍しい。新瑞橋から堀田を過ぎるまでは西寄りに進路を取り、愛知県道221号岩崎名古屋線の下を通る。堀田 - 伝馬町間は国道1号の下を通る。伝馬町を過ぎると進路を北寄りに変え、伏見通国道19号国道22号の重複区間)の下を通り、熱田神宮の西側を通って金山に戻る。金山駅では名城線の電車は外側線に入り、名港線と合流してそのまま栄・大曽根方面に向かう。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):全長 26.4 km
    • 2号線:大曽根 - 栄 - 金山間 8.9 km
      (2号線全線大曽根 - 栄 - 金山 - 名古屋港間は14.9 km)
    • 4号線:大曽根 - 名古屋大学 - 金山間 17.5 km
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:28駅
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流600V・第三軌条方式
  • 閉塞方式:車内信号式
  • 最高速度:65 km/h[2]
  • 編成両数:6両
  • ホーム最大対応編成両数:6両

運行形態

名城線では、運転方向の案内に他の日本の環状鉄道路線で一般的な「外回り」「内回り」ではなく、「右回り (clockwise)」「左回り (counterclockwise)」という表現が使われている。これは、電車が右側通行であるか左側通行であるか国や地域によって異なるため、「外回り」「内回り」では逆方向に受け取られるおそれがあることと、走っている電車の位置が見えないトンネル内では、内、外という区別はふさわしくないとの名市交の判断[8] や、路線図上も「右回り」「左回り」のほうが直感的でわかりやすいとするユニバーサルデザインの考え方に則ったもので、従来名古屋市交通局において、循環運転を行う市バスで用いられてきた表現を踏襲したものとなっている(上社11号、新瑞13号系統など)。環状運転の列車については、ホームの接近表示器や車両の方向幕には「名城線(右回り)」「名城線(左回り)」と表示される。

基本的な運行系統として、大曽根 - 名古屋大学 - 金山 - 栄 - 大曽根間の環状運転(右回り・左回り)と、名古屋港 - 金山 - 大曽根・ナゴヤドーム前矢田間で名港線直通列車が運転されている(名古屋港発の右回り、左回りからの名古屋港行きもあり)。運転間隔の変わり目では両系統が入れ替わることもある。

環状運転の所要時間は深夜・早朝は1周48分、昼間時間帯は1周50分、ラッシュ時間帯で1周52分である。ただし、ナゴヤドーム前矢田駅または名古屋大学駅で運転間隔調整のため1分から数分停車する列車もある。但し2020年5月23日のダイヤ改正以降は可動式ホーム柵の稼働準備に伴い、各駅の停車時間などが調整されて1周60分に延びた。

運転間隔は、平日朝ラッシュ時は金山 - 栄 - 大曽根間が2.5分間隔、それ以外の区間は5分間隔である。昼間時間帯は平日休日問わず、環状系統・名港線直通系統とも10分間隔であり、両系統が重なる金山 - 栄 - 大曽根間は5分間隔、環状系統のみとなる大曽根 - 名古屋大学 - 金山間は10分間隔で運行されている。後者は平日の昼間では上飯田線に次いで名古屋市営地下鉄で2番目に運行本数が少ない区間となっている。一方、早朝・夜間帯は名港線直通系統がなくなり、名港線が金山折り返し(名古屋港 - 金山間の名港線内運転)となるため、金山 - 栄 - 大曽根間も運行本数が少なくなる。また、深夜時間帯の大曽根方面からの左回りでは、名港工場への入庫のため名古屋港行きが連続するなど、環状運転の列車との交互運転とならない場合もある。なお、環状化以前の日中は金山 - 栄 - 大曽根間では新瑞橋方面の系統と名港線直通系統が重なって4分間隔、大曽根 - 名古屋大学間および新瑞橋 - 金山間は8分間隔であった。また、名港線直通系統が走らない時間帯の新瑞橋行きの行先表示は「新瑞橋(名古屋港行金山接続)」となっていた。

深夜帯のみ新瑞橋止まり、瑞穂運動場東止まり、名古屋大学止まりの運用がある。ラッシュ終了時や深夜帯に、環状運転していた列車が途中駅止まりに変更になる場合は、方向幕などの案内表示は原則として終点になる駅の次の駅で変更される(ただし「名城線左回り」から「名古屋港」行きに変わる場合は新瑞橋駅、「名城線左回り」が深夜帯の「瑞穂運動場東」行きに変わる場合は名古屋大学駅、「名城線右回り」が深夜帯の「金山」行きに変わる時は市役所駅で変更)。例えば、「名城線右回り」として運転されていた列車が「大曽根行き」に変更される場合には、ナゴヤドーム前矢田にて案内表示が大曽根行きに切り替わる。このため、ナゴヤドーム前矢田や本山では誤乗を防ぐために、ホームに注意書きが掲示されている。

野球などナゴヤドームでイベントがある場合、20時頃までは大曽根発着の系統をナゴヤドーム前矢田まで臨時に延長し、それ以降の夜間帯は、通常の列車の合間に臨時列車を入れて対応している。定期列車には変更はない。

また、試合終了後の臨時列車の運行開始時間を決めるため、野球開催中は交通局の職員がナゴヤドームに出向き、試合の状況を携帯電話で随時連絡している[要出典]

また、2011年まで正月三が日は臨時ダイヤで運行となり、名港線は基本的に金山折り返し、名城線の環状運転(環状運転前は新瑞橋発着)が増発されていた。しかし晩年はおよそ12 - 14時台のみこの形態となるなど限られたものとなり、2012年以降は通常の土曜・休日ダイヤで運行されている。

大晦日の終夜運転は、2009年大晦日以降は30分間隔で運行されている。環状運転開始前の2003年大晦日までは20分間隔、環状運転開始後の2004年大晦日からは25分間隔となった。25分間隔となった理由は、1周が約50分のため、ちょうど片道2編成で運行することができるからである。2009年大晦日からは、停車時間を調整することにより30分間隔で運行している。

大晦日の終夜運転時および車両故障などのトラブル発生時には当該列車をナゴヤドーム前矢田駅で大幸車庫に回送し車両交換を行う場合がある。その場合当該列車の乗客は一旦ナゴヤドーム前矢田駅でホームに下車し、大幸車庫から入線する別の列車に乗り換えることとなる。

なお、運転士、車掌は1周ごとに名城線運転区のある金山駅で交代する場合が多い。また、ナゴヤドーム前矢田駅で交代する列車もある。

ドラゴンズトレイン

ナゴヤドームを本拠地とするプロ野球球団中日ドラゴンズイオンおよび中日新聞社との協力により、同線を「ドラゴンズトレイン」という企画電車が走っていた。同線が選ばれたのは、沿線にナゴヤドームがあるためであり、「右回り」「左回り」の両方向で運行していた。

毎年、シーズン開幕とほぼ同時に運行がスタートし、通常はシーズン終了と同時にドラゴンズトレインの運行も終了するが、中日ドラゴンズの成績次第では、クライマックスシリーズ日本シリーズの時期まで運行が延長される場合もあった。

毎年運行初日から4月中旬頃までは、パソコン向けの交通局公式サイトにてPDF版の時刻表が提供されていた。ドラゴンズトレインは車両に写真を印刷した特殊なシールを貼り付けているため、シール作製等のコストに膨大な費用が費やされることもあって、基本的には1日1編成のみの運行となる。そのため、PDF版時刻表の提供終了後は、乗車できる機会が少なくなる。ドラゴンズトレインは車両へのラッピング及び車内の装飾がメインであるが、2009年シーズンまで中日ドラゴンズの選手会長を務めた荒木雅博選手のアナウンスを車内に流していた時もあった。

なお、2012年以降、「ドラゴンズトレイン」は行われていないが、ナゴヤドーム前矢田駅の東改札口から1番出入り口に通じる通路の壁に中日ドラゴンズの選手や監督の写真などを貼り出す「ドラゴンズロード」は同年以降も毎年行われている。

車両

現用車両

名港線とは完全に共通運用であり、名港線専用の車両や環状運転専用の車両はない。また他路線(上飯田線を除く)の車両とは異なり車内案内表示装置「ハッチービジョン」が設置された車両は存在しない。

  • 2000形
    • 名城線・名港線で運用される車両はこの一形式のみである。

過去の使用車両

  • 2016年(平成28年)7月4日より、平日の始発から午前9時まで女性専用車両を導入している[9][10]。東山線とは異なり、駅での列車接近時の自動放送では女性専用車両の案内はない。

    利用状況

    名港線への直通列車も走る金山駅 - 大曽根駅のうち、金山駅 - 栄駅はほぼ終日混雑している。野球などナゴヤドームでイベントが開催されるときはナゴヤドーム前矢田駅までは混雑するが環状運転のみの区間は桜通線とJR・名鉄を結ぶ新瑞橋駅 - 金山駅をのぞいて通常それほど混雑しない。初詣期間や熱田まつりの開催日は神宮西駅近辺の混雑が激しくなる。

    砂田橋駅 - 八事駅間の沿線には、大学高校が多く点在する。特に名古屋大学中京大学南山大学は、名城線開業まで市バスまたは、地下鉄鶴舞線しか交通手段がなかったが、開業後は市内各所から各大学へのアクセスが改善された。鶴舞線沿線ではあるが名城大学へも新瑞橋 - 名古屋大学間の開業で大きく改善されている。また2007年には、名古屋学院大学が名城線西高蔵駅と名港線日比野駅の間付近に移転した。2014年には、愛知学院大学の名城公園キャンパスが名城公園駅付近に開校した。

    総務省の公共事業の需要予測調査で、当路線は1日の利用客数が2006年度実績で14万4,138人の予測の半分以下に留まって大幅に下回ったことから、予測精度など改善をするように勧告が出されることになった[11]

    名古屋市営地下鉄名城・名港線の年度別の輸送実績を下表に記す。2003年度(平成15年度)まではすべて大曽根 - 名古屋港間14.9kmの数値である。表中、最高値を赤色で、最低値を緑色で表記している。

    名城・名港線輸送実績
    年度 年間
    輸送人員
    (千人)
    一日平均
    輸送人員
    (人)
    輸送人キロ
    (千人キロ)
    最混雑区間
    乗車率
    (%)
    輸送密度
    (人/日)
    特記事項
    1975年(昭和50年) 292,493 205
    1976年(昭和51年)
    1977年(昭和52年)
    1978年(昭和53年)
    1979年(昭和54年)
    1980年(昭和55年) 322,945 218
    1981年(昭和56年)
    1982年(昭和57年)
    1983年(昭和58年)
    1984年(昭和59年)
    1985年(昭和60年) 302,482 197
    1986年(昭和61年)
    1987年(昭和62年)
    1988年(昭和63年)
    1989年(平成元年) 久屋大通駅開業
    1990年(平成2年) 120,496 330,126 397,575 218 73,104
    1991年(平成3年) 126,964 418,309 76,916
    1992年(平成4年) 125,762 414,230 76,166
    1993年(平成5年) 125,102 342,745 425,036 78,153
    1994年(平成6年) 121,857 333,855 407,373 74,903
    1995年(平成7年) 121,086 330,836 403,203 178 74,139
    1996年(平成8年) 118,980 325,973 393,711 72,393
    1997年(平成9年) 121,563 333,049 404,519 74,381
    1998年(平成10年) 119,344 326,970 395,153 72,658
    1999年(平成11年) 117,686 322,427 396,638 162 72,932
    2000年(平成12年) 114,809 314,548 388,236 159 71,387 4号線大曽根 - 砂田橋開通
    2001年(平成13年) 115,389 316,132 401,382 165 73,804
    2002年(平成14年) 112,735 308,863 381,481 156 70,145
    2003年(平成15年) 135,205 370,425 477,424 155 87,727 4号線砂田橋 - 名古屋大学開通
    2004年(平成16年)※ 174,657 478,512 601,076 164 50,827 4号線名古屋大学 - 新瑞橋開通
    2005年(平成17年) 192,417 527,170 708,807 161 59,936
    2006年(平成18年) 198,192 542,992 724,792 160 61,288
    2007年(平成19年) 199,066 545,386 733,674 160 62,039
    2008年(平成20年) 197,082 539,950 732,797 145 61,965
    2009年(平成21年) 197,091 539,975 727,356 142 61,505
    2010年(平成22年) 197,364 540,723 731,039 143 61,816
    2011年(平成23年) 202,305 554,260 749,492 121 63,377
    2012年(平成24年) 567,000 129
    2013年(平成25年) 585,000 127[12]
    2014年(平成26年) 590,000 128
    2015年(平成27年) 605,000 130
    2016年(平成28年) 614,000 132
    2017年(平成29年) 620,000 135
    2018年(平成30年) 634,000 135