国際自動車株式会社
kokusai motorcars Co., Ltd.
ハイグレードタクシー
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 km、ケイエム
本社所在地 日本の旗 日本
107-0052
東京都港区赤坂2-8-6 km赤坂ビル
設立 1945年4月1日(創業は1920年)
業種 陸運業
法人番号 2010001186851 ウィキデータを編集
事業内容 一般貸切旅客自動車運送事業
自動車運行管理事業
代表者 西川洋志(代表取締役社長)
資本金 1億円
純利益 4億5100万円(2019年03月31日時点)[1]
総資産 301億8100万円(2019年03月31日時点)[1]
従業員数 2,917人(2009年5月31日現在)
外部リンク http://www.km-group.co.jp/
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国際自動車(こくさいじどうしゃ、kokusai motorcars)は、東京都を拠点にタクシーハイヤーバスなどの運営を行うkmグループ(中核となるのは持株会社国際自動車株式会社[2])の総称であり、一部のグループ会社に冠されている名称である[注釈 1]

タクシー事業において国際自動車は約3,050台の車両を有し、東京地区においては日本交通(同3,170台)と並ぶ最大手の事業者となっている[3]

概要

東京都を中心にハイヤータクシーを運行する事業者であり、東京と京都市に拠点を置いて観光バスを運行する事業者でもある。タクシー・ハイヤー事業の通称はKmケイエム)。観光バス事業の通称は「ケイエム観光」で、「km」のマークが目印である。

営業車両数は、2007年3月時点で関連提携会社を含み、タクシー2,448台、ハイヤー680台、バス102台[注釈 2]。タクシー内禁煙化の法令化以前から、乗客も含めた禁煙タクシーの運行を積極的に展開していた。ICカードQUICPay(クイックペイ)、iD(アイディー)』、PiTaPaを除く主要IC乗車カードによるタクシー運賃支払が可能。また、タクシープリペイドカードによる支払いも可能。

現在不動産部門を手放し、外資系ファンドによる経営再建中。関連会社に同名の会社もある。

歴史

  • 1920年 - 国際自動車株式会社、ハイヤー業として麹町区(現:千代田区内幸町に創業。
  • 1945年 - ハイヤー12社を合併し創立[注釈 3]
  • 1953年 - 中野営業所[注釈 4]でタクシー営業開始。
  • 1960年 - 株式会社赤坂自動車練習所を設立(後の国際自動車教習所)。
  • 1980年代前半(詳細な時期不明) - それまで独自路線で営業を展開していた品川自動車タクシー・新和自動車・弥生交通と、チェッカーキャブ無線所属の大丸交通が、業務提携を結びグループ入りする。同時に標準色の帯部分を青色に変更した「kmグループ」車色を制定し、提携事業者はこの車色を使用することとなる[注釈 5]
  • 1989年 - 豊玉タクシーと業務提携[4]
  • 1990年 - マコト交通と業務提携[5]
  • 1995年 - 藤田観光自動車株式会社を吸収合併し、同社事業をケイエム国際とする。国際ハイヤー株式会社が、チェッカーキャブ無線所属の株式会社白樺自動車[注釈 6]を子会社化。
  • 1998年 - ケイエム赤坂・ケイエムタクシーが創業。株式会社ケイエム観光が、国際ハイヤー株式会社に営業譲渡
  • 1999年 - 国際ハイヤー株式会社と国際タクシー株式会社が合併して、ケイエム国際株式会社となる。
  • 2001年 - 国際自動車株式会社が、ケイエム国際株式会社を合併。
  • 2003年 - 大丸交通との契約を終了[注釈 7]。北千住営業所を千住営業所と同一住所へ移転[注釈 8]。目黒営業所・祐天寺営業所を品川区西品川(ケイエムタクシー・国際自動車教習所と同一住所)へ移転。青戸営業所・立花営業所を廃止。
  • 2004年 - シナジー・キャピタル傘下入り[注釈 9]。ケイエム赤坂を廃止。所有する建物の大部分にあたる国際赤坂ビル国際新赤坂ビルなどを米ローンスターグループへ売却し、不動産事業から撤退。
  • 2005年 - 本社を港区赤坂の自社ビルから赤坂ツインタワーへ移転。国際株式会社が運営する国際交通が、チェッカーキャブ無線から当グループに復帰。
  • 2006年 - 中央無線所属の東京ラッキー自動車がグループに加盟[6]。國際株式会社と資本提携[7]
  • 2007年 - 埼玉県のタクシー事業者である織田興業(現:織田)と提携、同社東京営業所がグループに加盟。また、西肥自動車の子会社で東京無線所属だったシルバータクシーの株式を取得・買収。12月1日よりグループとしてのタクシー営業を開始した。ハイヤー霞ヶ関支店が丸の内に移転。
  • 2008年 - タクシー三鷹営業所を開設。シルバータクシーが国際自動車練馬に社名を変更。埼玉県八潮市の織田本社もグループに加入。ケイエムタクシー・目黒営業所・祐天寺営業所を大田区平和島に移転しそれぞれ羽田営業所・羽田第一営業所・羽田第二営業所へ改称。12月28日で、教習所事業を廃業。
  • 2009年 - 浅草営業所・大森営業所を後述の問題により閉鎖、他のタクシー営業所を分社化。これに伴い、国際自動車練馬は国際自動車城西練馬営業所となる。江東区東雲に新営業所を設置し、ハイヤー有楽町支店・白樺自動車も移転。ハイヤー赤坂支店・品川支店を品川区西品川へ移転。チェッカーキャブ無線所属の大丸交通・森永タクシーと独立系の東京ナイトタクシー[注釈 10]がグループに加盟。
  • 2010年 - 白樺自動車が国際ハイヤーに改称。ハイヤー赤坂支店を品川支店へ統合。中央無線所属の山手交通・新進タクシー[注釈 11]・埼玉県川口市のハッピータクシーがグループ加盟[8]。ケイエム国際タクシーみなとみらい営業所が開設。
  • 2010年11月 - 1日付けでkmホールディングス株式会社、国際自動車株式会社、国際ハイヤー株式会社、ケイエムホールディングス株式会社の4社の本社を港区赤坂2丁目8番6号のkm赤坂ビルに移転。15日付けで城西東雲営業所を廃止。37台あった車両は世田谷15台、吉祥寺14台、三鷹8台に配置転換された。城南営業所の車両13台も16日付けで五反田営業所に配置転換された。箱崎のロイヤルパークホテルが日本交通専用乗り場からkm専用乗り場に変更された。
  • 2010年12月 - 城南の五反田営業所を2011年の3月に閉鎖し、羽田センターに統合することが班会議で乗務員に正式に通達された。それに伴って現在のLPガススタンドも閉鎖される(最低でも3月末日までは営業する)。この統廃合で羽田センター(城南営業所)の保有台数は約300台となる。 これで、かつての目黒営業所・祐天寺営業所・ケイエムタクシー並びに五反田営業所が羽田センター一箇所に集結することになる。なお、銀座地区のkm自主規制は12月10日現在も継続中であり、12月の繁忙期をむかえてマイタクシーカードの登録者を中心に不満の声があがっている。※現時点では自主規制解除については未定(晴海通り外堀通り日比谷通り昭和通りに囲まれた範囲内には21時 - 25時まで迎車車両と乗り場に並ぶ以外には空車進入禁止という社内規定)。
  • 2010年12月 - kmホールディングスは、ANZENグループ(本社・板橋)を2011年1月末に買収、完全子会社化すると発表した。約9割の株式を実質的に保有する投資ファンドのヴァリアント・パートナーズ(東京・千代田)などから全株式を取得する。すでに12月13日付けで株式譲渡契約は締結されている。山梨県笛吹市の栄和交通と業務提携。
  • 2011年 - 城東東雲営業所と城北東雲営業所を統合し国際自動車東雲とし、城東の千住・北千住営業所を台東区橋場(旧:浅草営業所)に移転し台東本社営業所に改称、城南の羽田第一・羽田第二営業所を羽田営業所へ統合。
  • 2012年 - 吉祥寺営業所が建て替えのためANZEN品川世田谷営業所内に移転。
  • 2013年 - ANZEN品川を国際自動車世田谷に改称。チェッカーキャブ所属の冨士自動車がグループに加盟[9]。吉祥寺営業所が吉祥寺に再移転。東京無線に所属していた親和交通が国際株式会社国際交通に買収され、同社杉並営業所に改称[10]
  • 2014年 - 非無線で営業していた江戸川総業がグループ加盟[11]。国際交通杉並営業所が親切タクシーに改称。世田谷営業所が国際自動車城西から国際自動車世田谷に移管。ANZEN板橋を国際自動車板橋に(坂下営業所を統合)、ANZEN新宿を国際自動車新宿に改称し、ANZENの社名が廃止される。三鷹・武蔵野・杉並で女性乗務員によるコミュニティタクシー「Re:laxi」(リラクシー)開始。kmホールディングス株式会社を国際自動車株式会社に名称変更。
  • 2015年 - 国際自動車城北赤羽営業所を国際自動車板橋と統合し移転。北海道・函館モーモータクシーと業務提携、北海道へ進出[12]個人タクシーへの無線・チケットなどの業務提携を開始[13]。東京ラッキー自動車がラッキータクシーに改称。
  • 2017年 - チェッカーキャブ無線所属の関東自動車交通と業務提携[14]。夢交通の株式を取得[15]したが、引き続き非無線で営業。スマートフォン用タクシー配車アプリ「フルクル」を導入[16]
  • 2018年 - チェッカーキャブ無線所属の東京太陽と業務提携[17]
  • 2019年
  • 2020年
    • 4月 - チェッカーキャブ無線所属の三和交通および太陽自動車と業務提携。

ハイヤー・タクシー事業

ハイヤーは都内2支店。タクシーは2009年4月の分社化以降、グループ会社が8つの分社(城南・城西・城東・城北・東雲・世田谷・板橋・新宿に12営業所が所属)と子会社が2社(23区武三地区1社・横浜市1社)。提携会社が19社21営業所(23区武三地区17営業所・埼玉県2営業所・神奈川県1営業所・山梨県1営業所)で営業を行っており、総車両数は約2,540台。また、新宿伊勢丹恵比寿ガーデンプレイス聖路加国際病院他数か所に専用乗り場が設置されている。

車両

国際自動車のタクシー(東京4社色)
(車種:クラウンセダン)
コミュニティタクシー「Re:laxi」
(車種:プリウスα)

タクシー車両は黄色の東京4社色と黒色と濃紺色があり、黄色の車両の帯は国際自動車本体[注釈 13]直系会社およびANZENグループがボディ側面とボンネットからトランクにかけての赤帯、他の提携会社はボディ側面のみの赤帯となっている。また、フロントとリヤのバンパーにハイヤーと同じ角型のKmマークが直系会社のみ貼られている(以前は城南羽田営業所がケイエムタクシー時代より貼っていたが、それを踏襲した形になっている)。Re:laxi専用車はピンク・パープル・グリーンの3色があり、プリウスαNV200バネットが導入されている。また、リアに直系会社のみ○囲みで営業所が表記されていたが2019年頃より提携会社の車両にも貼り付けられるようになった。

23区武三地区での営業車両は、グループ・提携会社を含めて全車デジタルGPS無線配車システムに対応しており、カーナビゲーションと連動させた迅速な迎配車に対応するほか、会員番号や行き先コードが記載されたISO/IEC 7810・ID-1サイズ磁気ストライプカードの「km My Taxiカード」と連動させ目的地までの最短ルート案内(現時点では車載によるカーナビによるルート検索)もできる。現在無線システムの更新が行われており、車載側のシステムが全車入れ替わった時点で基地局側で渋滞情報を加味した最適ルートで決定された情報が移動局側に送信される予定である。また、「km My Taxiカード」を利用した顧客がいつも使うルートも基地局側で記憶し、次回以降は同じルートが再現される予定である。また、城南羽田営業所は独自に2本目の無線を運用している(音声による配車で基地局は営業所内で運用)。

プレミアムグレードタクシー(車種:クラウンマジェスタ
ハイヤー(車種:ハイエース
ハイヤー(車種:LS460

また、ハイヤーで使用されていたクラウンマジェスタやシーマをタクシーに流用したプレミアムタクシーを導入しているほか(現在はプレミアム車両は廃止、その後試験的に導入したプリウスも顧客からの評価が悪かったとして現在は廃止)、一般車もクラウンセダンスーパーデラックスGパッケージY31セドリッククラシックSVといったハイグレード車導入に積極的で、2009年現在では、東京4社色を含めて神奈川地区のケイエム国際タクシーと一部提携会社を除いて、ハイグレード化が完了している。また、2007年ころより、本体と一部提携会社は、ナンバープレートをコールサインに合わせた希望ナンバーで取得するようになった。 また、後期に導入された車両はオリジナルの濃紺色から単色の黒に変更された。これは独自塗装による初期導入時の追加費用を削減し、下取り車輛の価格差が大きい(中古車を購入する地方では黒の要求が高いため)ので下取り価格が高い黒を導入したと言われている。2017年10月23日から新規に導入される一般車は、基本的にトヨタ・ジャパンタクシー(匠)に変更されている。

本社事業許可取り消し

2009年に、いくつかの営業所に対する監査が行われたところ、従業員の超過勤務が認められ、道路運送法の累積違反点数が取消基準に達することとなった。これを受けて、国土交通省関東運輸局が、同社の一般乗用旅客事業許可取消を検討開始し、7月に取消のための聴聞手続きが開かれた[20]。その結果、国土交通省関東運輸局は、9月12日付で、タクシーの大手事業者としては初めて、大手一般乗用旅客自動車運送事業者としての許可取消を行った[21]。この結果、少なくとも2年間の営業を行うことができなくなった。

もっとも、国際自動車は4月に分社化を行って、約1600台については子会社に移管しており、監査の結果が本社に対しての処分とされている関係から、事業許可取消の対象となったのは、本社管轄の浅草営業所と大森営業所、それとハイヤーの900台ほどに限定され、グループ企業や提携先など多くのタクシー営業所などの2,000台は今回の取消処分の対象外とされている[22]

ハイヤーグループ会社

国際ハイヤー株式会社