知多半島(左)、渥美半島(下)、三河湾(間)のランドサット衛星写真。スペースシャトル標高データ使用。
知多半島の周辺
知多半島の周辺

知多半島(ちたはんとう)は、愛知県西部、名古屋市豊明市刈谷市の南に突き出した半島。西は伊勢湾、東は知多湾三河湾に挟まれている。南は伊良湖水道を経て太平洋に通じている。

地理

比較的細長い半島で、平地は狭く、ほとんどが緩やかな丘陵からなっている。海岸段丘の切り立った海岸も多い。最先端は南知多町にある羽豆岬である。

地方自治体としては、東海市大府市知多市常滑市半田市知多郡東浦町阿久比町武豊町美浜町南知多町の5市5町に分けられている。人口625,687人、面積392.2km²、人口密度1,595人/km²。(2020年4月1日、推計人口)。かつて市制が施行される以前は、5市の他に大高町有松町、阿野町・栄町・新栄町・三崎町の一部などが知多郡に入っていた。現在では、2町とも名古屋市に合併され緑区に入っていて、残り4町は豊明市に入っているため、行政区的には知多半島に含められない。大府市と阿久比町は海に面していない。美浜町と南知多町は伊勢湾と三河湾の両方に面している。

経済・交通

陶栄窯(常滑市)
ミツカン本社(半田市)
千鳥ヶ浜(南知多町)
中部国際空港

東岸を走るJR武豊線沿いの武豊町、半田市には臨海工業地帯が発展している。また、西岸中部の常滑市は古くから焼き物(常滑焼)産地として知られ、明治時代からは陶製土管など陶器の大生産地である。西岸北部の東海市、知多市の沿岸部は名古屋港から続く埋立地に工場が連なり、中京工業地帯コンビナートとなっている。醸造業も盛んであり、ミツカンが半田市に本社を置くほか、サントリーグループがウイスキー「知多」を生産している。

半島北部と対照的に南部は工業化が進んでおらず、漁港が点在する。西岸では砂浜がよく残り、内海海水浴場などを抱える名古屋圏の行楽地となっている。

知多半島のほぼ全域は名古屋鉄道常滑線河和線知多新線)により名古屋圏と結ばれている。特に北部では住宅地開発が盛んで、企業が集積する名古屋市や西三河地方への通勤者も多い。また知多半島道路の整備により半田市、武豊町の内陸部の発展が著しい。

2005年には、常滑市沖を埋め立てた人工島中部国際空港が開港し、知多半島が東海地方の海外に向けた空の玄関となっている。

大きなが無い知多半島は古来水不足であった。岐阜県内から水を引く愛知用水(1961年開通)により、ようやく住民や観光客向けの水道水や農業用水工業用水の需要を満たせるようになった。

道路・空港
鉄道