この項目に含まれる文字は、オペレーティングシステムブラウザなどの環境により表示が異なります。
こうべし
神戸市
Kobe montage1.jpg
神戸市旗 神戸市章
神戸市旗
1970年6月1日制定
神戸市章
1907年5月24日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
市町村コード 28100-0
法人番号 9000020281000 ウィキデータを編集
面積 557.02km2
(境界未定部分あり)
総人口 1,519,899[編集]
推計人口、2020年6月1日)
人口密度 2,729人/km2
隣接自治体 明石市三木市三田市宝塚市西宮市芦屋市加古郡稲美町淡路市(海上で隣接)
市の木 さざんか
市の花 あじさい
市の歌 神戸市歌(1951年制定)
神戸市役所
市長 久元喜造
所在地 650-8570
兵庫県神戸市中央区加納町六丁目5番1号
北緯34度41分24.6秒東経135度11分43.6秒座標: 北緯34度41分24.6秒 東経135度11分43.6秒
市庁舎位置

神戸市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

神戸市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町

神戸市行政区画図

 表示 ウィキプロジェクト

神戸市(こうべし)は、兵庫県の南部に位置する。兵庫県の県庁所在地で、政令指定都市である。

市域は垂水区須磨区長田区兵庫区中央区灘区東灘区北区西区の9区から構成される。人口は約152万人でとしては全国7番目、県内最大である。

概要

『摂州神戸海岸繁栄図』浮世絵師長谷川小信(二代貞信)
開港当時の神戸港の様子を描いた錦絵
神戸外国人居留地 海岸通(明治18年頃)

の迫る東西に細長い市街地を持ち、十分な水深のある扇状の入り江部に発展した理想的な港湾神戸港を有する日本を代表する港町である。神戸市は大阪市中心部から西に30km圏内に位置している。

大正から戦後の高度経済成長期にかけて、東京横浜名古屋大阪京都と共に六大都市の一角[1]であったが、現在は(東京都区部を一都市として含め)神戸市の人口は全国8番目になっており、相対的に地位が低下している。

ただし神戸市は今なお全国有数の経済都市であり、貿易・鉄鋼・造船・機械・製造ゴム真珠加工・観光等の産業を中心に発展、ファッション医療食料品などの産業も盛んである。ユネスコデザイン都市に認定されている。

神戸」という地名は、現在の三宮元町周辺が古くから生田神社神封戸の集落(神戸「かんべ」)であったことに由来する。神戸三社(神戸三大神社)をはじめとする市内・国内にある神社の神事に使うお神酒の生産にも係わった。

沿革・詳細

かつて、神戸の海岸地域には大坂の外港・経由地として栄えた「兵庫津」と呼ばれた港があった。遣隋使の時代には、すでに港は開かれていたが、平清盛により経が島の近くにである福原京が計画された前後に貿易の拠点として整備され大輪田泊(おおわだのとまり)と呼ばれたことがその発展の始まりとされる。律令制では、畿内の西部、五畿内のひとつ摂津国に属していた。現在の須磨区垂水区を境に西は播磨国であった。

兵庫津には戦国時代の短い期間、城が存在していたが、尼崎に城が築かれると摂津国の政治の中心は尼崎に移り、城跡には兵庫陣屋が置かれた。港は北前船の出発地の一つで廻船問屋が軒を連ねていた。兵庫津の北方に西国街道が通っており、西宮宿(現在の西宮市)と大蔵谷宿(同じ兵庫県の明石市)とを繋ぐ宿場があった。兵庫津には自治組織として港町を担当する浜方と、宿場町を司る岡方とが存在した。本陣は浜方と岡方の双方に存在したが、江戸時代中期以降は浜方の本陣の利用を希望する大名家が漸増した。

江戸幕府欧米と締結した条約では兵庫港を外国船に開港することが規定されていたが、実際には3㎞東の神戸村が開港場となり、1868年外国人居留地や港が造られ、1879年勅令により「神戸港」となった。その後、日清戦争第一次世界大戦を経て上海香港シンガポールと並ぶアジアの主要な貿易港として発展を続けた。一方、港と共に造船・鉄鋼・機械を中心とした工業も発達し、阪神工業地帯の中核を担う日本有数の重工業都市に成長した。「兵庫」と「神戸」は元来別々の町村であったが、市域の拡大によって一つの都市として一体化していった。

新開地 手彩色絵葉書

太平洋戦争末期、他の諸都市同様に米軍の重要な戦略目標であった神戸はB29による度重なる空襲を受け、当時の市街地・工業施設・港湾施設の大半を破壊・焼失し、多くの犠牲者を出した(神戸大空襲)。

戦後の高度経済成長期には、市街後背部の山地より削り取った土砂を用いてポートアイランドを代表とする人工島を臨海部に埋立造成し、商工業・住宅・港湾用地として整備するとともに、埋立用土砂採取後の丘陵地を住宅地・産業団地として開発した。この一連の施策は「山、海へ行く」と呼ばれ、都市インフラの拡充・整備が大きく進むことになった。1981年のポートアイランド第一期竣工時には、地方博ブームの先駆けとなる「神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア'81)」を開催して成功させるなど、これらに代表される都市経営手法は、「株式会社神戸市」と称され全国の市町村から自治体経営の手本とされた。

平成史に残る都市災害となった阪神・淡路大震災1995年1月17日に発生した。神戸市内は甚大な被害を受けた。震災での被害による港湾機能の麻痺や、震災以前からの製造業の生産拠点の海外移転によって、国際貿易港としての相対的地位は低下した。しかし、震災復興によるインフラの再整備により貿易額は回復する傾向にあり、日本を代表する港湾都市の一つとして発展を続けている。

また、人口においても震災直後に7%余り減少したものの、新長田駅前・JR六甲道駅前での震災復興再開発事業やポートアイランド二期事業・神戸医療産業都市構想などの事業によって呼び戻されて2011年には154万9000人に達した。しかしながらその後は、東京23区や大阪市への流出など人口減少が続き2015年福岡市2019年には川崎市を下回り、政令市で7位となっている。

地理

六甲連山(南側)
  • 神戸市は空港や新幹線の駅を有し、また東京と九州の中間地点でもあり、明石海峡に架かる明石海峡大橋(垂水区)を介して淡路島四国にも通じる交通の要衝である。
  • 南は瀬戸内海大阪湾に面して世界でも有数の港が広がっている。また、市域中央部の六甲山地が海の近くまで迫っているために市街地は南北に狭く東西に長い。
  • 海岸部は約35km。そのうち、植物が見られるのは妙法寺川から明石市との境に近い山田川河口右岸辺りまでの約12km[2]
  • 気候は瀬戸内海式気候であり、冬季は比較的温暖、夏は暑い。1999年9月に気象台が中山手通7丁目から港湾部(海岸通一丁目)へ移転後、年間通して気温は大きく上昇した。六甲山の北側の内陸部と海岸部では大きな気温差がある。
神戸市神戸地方気象台)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 19.2
(66.6)
20.8
(69.4)
23.7
(74.7)
28.5
(83.3)
31.9
(89.4)
36.3
(97.3)
37.7
(99.9)
38.8
(101.8)
35.8
(96.4)
31.9
(89.4)
26.2
(79.2)
23.7
(74.7)
38.8
(101.8)
平均最高気温 °C (°F) 9.0
(48.2)
9.6
(49.3)
12.8
(55)
18.7
(65.7)
23.2
(73.8)
26.6
(79.9)
30.0
(86)
31.8
(89.2)
28.5
(83.3)
22.7
(72.9)
17.3
(63.1)
11.9
(53.4)
20.2
(68.4)
日平均気温 °C (°F) 5.8
(42.4)
6.1
(43)
9.3
(48.7)
14.9
(58.8)
19.4
(66.9)
23.2
(73.8)
26.8
(80.2)
28.3
(82.9)
25.2
(77.4)
19.3
(66.7)
13.9
(57)
8.7
(47.7)
16.7
(62.1)
平均最低気温 °C (°F) 2.7
(36.9)
3.0
(37.4)
6.0
(42.8)
11.3
(52.3)
16.2
(61.2)
20.4
(68.7)
24.4
(75.9)
25.8
(78.4)
22.5
(72.5)
16.1
(61)
10.6
(51.1)
5.4
(41.7)
13.7
(56.7)
最低気温記録 °C (°F) −6.4
(20.5)
−7.2
(19)
−5.0
(23)
−0.6
(30.9)
3.9
(39)
10.0
(50)
14.5
(58.1)
16.1
(61)
10.5
(50.9)
5.3
(41.5)
−0.2
(31.6)
−4.3
(24.3)
−7.2
(19)
降水量 mm (inch) 37.8
(1.488)
56.9
(2.24)
98.5
(3.878)
101.6
(4)
149.7
(5.894)
181.6
(7.15)
152.1
(5.988)
90.9
(3.579)
144.6
(5.693)
98.3
(3.87)
63.4
(2.496)
40.9
(1.61)
1,216.2
(47.882)
降雪量 cm (inch) 1
(0.4)
1
(0.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
2
(0.8)
平均降水日数 (≥ 0.5 mm) 6.2 7.3 10.9 9.9 10.6 12.2 11.0 6.7 10.3 8.5 6.3 6.3 106.4
平均降雪日数 (≥ 0 cm) 6.3 7.0 2.9 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2.3 18.6
湿度 62 63 61 62 66 72 75 71 70 64 63 61 66
平均月間日照時間 154.9 141.9 164.0 194.7 190.4 170.1 194.1 228.3 159.6 170.0 142.7 162.0 2,072.6
出典: 気象庁 (平均値:1981年-2010年、極値:1896年-現在)[3][4]

主な山