「笛を吹く少年」(1866年)エドゥアール・マネ

(ふえ)は気流によって音を出す器具一般を指す。元来「吹き鳴らすもの」を意味し、現在では楽器玩具合図警報など広い用途で用いられる。特にエアリード構造の木管楽器を指すことが多く、篠笛のように横に構えて吹く笛を「横笛」、リコーダーのように縦に構えて吹く笛を「縦笛」と呼ぶ。楽器分類学上は気鳴楽器に分類される。

語源は吹柄、吹枝(いずれもフキエないしフクエ)といわれるが異説も多い。文献上の初出は日本書紀の「天之鳥笛」であるが詳しい形状などは不明である。万葉仮名では「輔曳」と表記された。

歴史

笛の起源はきわめて古く、動物の骨に穴を開けた旧石器時代ホイッスルらしきものがスイスから出土している[1]。笛には縦笛と横笛が存在するが、構造上まず縦笛が出現し、その後横笛が開発されたと考えられている[2]。笛は太鼓と並んで古代から基本的構造がほとんど変わらなかった楽器である[3]

世界各地での歴史