さいじょうし
西条市
Saijyo Matsuri Syunuri Danjiri.jpg
西条祭りの朱塗りだんじり
市庁舎位置
西条市旗 西条市章
西条市旗 西条市章
2004年11月1日制定
日本の旗 日本
地方 四国地方
中国・四国地方
都道府県 愛媛県
市町村コード 38206-0
法人番号 2000020382060 ウィキデータを編集
面積 509.98km2
総人口 104,460[編集]
推計人口、2020年6月1日)
人口密度 205人/km2
隣接自治体 新居浜市東温市今治市上浮穴郡久万高原町
高知県吾川郡いの町
西条市役所
市長 玉井敏久
所在地 793-8601
愛媛県西条市明屋敷164番地
北緯33度55分10.4秒東経133度10分52.2秒座標: 北緯33度55分10.4秒 東経133度10分52.2秒
Saijyo city hall.JPG
外部リンク 公式ウェブサイト

西条市位置図

― 市 / ― 町

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伊予西条駅構内にかつてあったうちぬき

西条市(さいじょうし)は、愛媛県東予地方、西日本最高峰石鎚山の麓に位置する瀬戸内海燧灘に面する。

概要

西条市は、国の名水百選にも選出されている「うちぬき」と呼ばれる自噴水(地下水)やカブトガニなどで広く知られる。市が取り組んできた工業(製造業など)を中心とする産業振興方針を現代でも継承しており、同市の工業出荷額は四国の市町村の中でも上位に位置する金額である。2000年代前半においては製造品出荷額などにおいて四国最大を誇っていた時期もあったが、その後今治造船日本食研などを擁する今治市や、番の州臨海工業団地を擁する坂出市に抜かれ、2009年時点では四国3位になっている。臨海部には国内最大級の今治造船ドックを有する。

2004年平成16年)11月1日西条市、東予市周桑郡小松町、同丹原町が対等合併して新たな「西条市」が誕生した。

地理

世田山麓から望む石鎚山脈道前平野


  • 山: 石鎚山瓶ヶ森笹ヶ峰伊予富士
  • 河川: 加茂川中山川渦井川大明神川天井川で日本で希少な川の下をJRが走る)
  • 湖沼: 

    西条という地名は、鎌倉時代荘園名にも見ることができ、その後の西条藩にも受け継がれてきたように歴史的にも由緒ある地名である。最も古くは「予章記建暦元年条に河野通信は軍功により「新居西条の郷」を賜りとある。

    西条市になる以前は古くは神野郡、新居郡(現在の愛媛県西条市・新居浜市

    平成の市町村合併に当たっての検討
    市名については2市2町の合併協議会で、2003年平成15年)5月から6月にかけて、全国からの一般公募を実施した。その結果3万件以上の応募があり、最も多かったのは「西条市」で有効件数全体の65%を占めた。このなかから、小委員会で上位の西条市、石鎚市、いしづち市、伊予西条市、西條市、さいじょう市、水都市、東予市、道前市、ひうち市の10候補を選んだ。さらに、西条市、石鎚市、いしづち市、道前市、ひうち市の5候補に絞込み、合併協議会に諮り『西条市』とした。西条市長(旧市)が「個人的には西条がよい」と述べ、住民説明会などにおいて市名公募は西条で応募するよう促すなど、旧市の名称を継承する「西条市」の選択は既定路線ともいえた。ただ、東予市などの関係者にとっては、新市名も本庁舎も西条ではあたかも吸収合併のようであり、寂寥感が募るとの声もあった。なお、5つの候補はいずれも古くからの地名であったり、地下水が自噴するなど水が豊富で「水の都」と称されてきたことにちなんだものである。
    市役所については合併協議会において、旧西条市役所を利用しつつ合併後10年以内に現在地よりも西の幹線道沿線地域に新庁舎を建設することとなったが、2010年末現在、未だに具体的かつ建設的な検討案は出されていない。

歴史

略史

旧石器時代

小松町明穂南方段丘の上に広さ6,000m2にも及ぶ広大な遺跡群がある。約2万年前になる後期旧石器時代サヌカイト製ナイフ形石器などが発掘されている。

弥生時代

八堂山山頂付近にて昭和40年代高地性集落が発見され、入母屋竪穴式住居や円形倉庫が復元展示されている。

古墳時代

船屋、天神山、氷見、小松、丹原と市内各地に古墳が存在している。 景行天皇の第12皇子武国凝別命伊予国平定のために派遣され、この地域(後の神野郡、新居郡、現在の愛媛県西条市・新居浜市)に拠点を置いた。成務天皇7年(西暦137年)に皇祖神である天照大神を祀り伊曽乃神社が創建された。

飛鳥時代

日本でもまだ16しか発見されていない神籠石が基礎の古代山城である永納山城が河原津地区楠に築かれる。

平安時代

嵯峨天皇の諱が義母(賀美能宿禰)の出身地である神野郡より「賀美能(神野)」と名付けられ、これにより大同4年(809年)に神野郡は改名となり新居郡が誕生した。

戦国時代

鎌倉時代より新居郡は金子氏の城下町として栄えたが、天正13年に羽柴秀吉配下の小早川隆景吉川元長による四国攻めの軍が瀬戸内海を渡って現在の新居浜市に上陸し、この地方を実質的に支配していた金子元宅との決戦の場となった(天正の陣)。「野々市ヶ原の古戦場」「千人塚」「高尾城」「高峠(高外木)城」「金子備後守元宅の墓」など多数の旧跡がある。

江戸時代

伊予の河野氏ゆかりの一柳氏外様大名として西条藩を治めていたが3代目一柳直興の際改易され、しばらく天領となった。その後紀州徳川家より藩主徳川頼宣の二男・松平頼純を迎え、以後 紀州徳川家の支藩として幕末まで西条藩を治めた。 西条松平家第2代頼致紀州藩徳川吉宗将軍となった際に紀州徳川家・紀州藩主を継いだ。松平家は参勤交代を行わない定府大名であった。

徳川一門の親藩しかも御連枝ではあったが、幕末の際には官軍として戊辰戦争に参戦している。

また初代西条藩主・一柳直盛の三男・一柳直頼が外様大名として小松藩を開き、こちらは明治維新まで受け継がれ治めた。小松藩も幕末の際には官軍として戊辰戦争に遠く東北まで参戦している。
松山藩初代藩主・松平定行が領内に3つの市場を整備し、そのひとつが丹原の地に設けられた。
明治以降
※下記のほか、旧市町の記事も参照のこと。
新市制
  • 2004年10月 - 西条市総合福祉センターが開館。
  • 2006年3月 - 東予有料道路が無料開放される。
  • 2007年11月 - 四国鉄道文化館が開館。
  • 2008年3月 - 新居浜・西条地区広域市町村圏事務組合が解散。
  • 2009年6月 - 市立西条図書館、市立丹原図書館がオープン[10]
  • 2010年8月 - 東予港が重点港湾に指定される。
  • 2011年12月 - 地域活性化特区として「西条農業革新都市総合特区」が指定を受ける[11]
  • 2014年3月 - 西条紺屋町商店街再開発事業が完工[12]
  • 2015年 - 西条小松太陽光発電所操業開始。
  • 2016年
    • 3月 - パナソニック ヘルスケア西条工場が閉鎖[13]
    • 4月 - ひうち会館跡に

      ※下記のほか、旧市町村の記事も参照のこと。

      西條町時代
      1876年(明治9年)本町、中之町、魚屋町、大師町、紺屋町、横町、東町の7町が合併、西條町となる。東町、栄町、本町、大師町の4町に区分けされた。御城下町と総称。
      1889年(明治22年) 御城下町と明屋敷村、喜多浜村が合併して西條町となる。明屋敷に役場を設置。
      1898年(明治31年) 小松村が町制施行し小松町となる。
      1913年(大正2年) 福岡村が町制施行し丹原町となる。
      1925年(大正14年) 西條町と神拝村玉津村大町村とが合併して西條町となる。
      西条市発足後
      1941年(昭和16年) 西條町、飯岡村神戸村橘村氷見町が合併、市制施行し西條市となる。
      1955年(昭和30年) 小松町と石鎚村が合併し小松町となる。
      1956年(昭和31年) 西条市が大保木村加茂村新居浜市大生院の一部を編入。
      1971年(昭和46年) 壬生川町三芳町が合併し東予町となる。
      1972年(昭和47年) 東予町が市制施行し東予市となる。
      2004年(平成16年) (旧)西条市、東予市、小松町、丹原町の2市2町が新設合併(対等合併)し、西条市となる。
      町村制実施以前の村 明治期 昭和の合併 平成の合併
      御城下町 西條町 大正14年
      2月11日合併
      西條町
      昭和16年
      4月29日合併・市制
      西條市
      昭和31年
      9月28日編入
      西条市
      平成16年
      11月1日新設合併
      西条市
      明屋敷村
      喜多浜村
      神拝村
      大町村
      玉津村
      氷見村 明治41年
      1月1日町制施行
      氷見町
      神戸村 神戸村
      飯岡村 飯岡村
      橘村 橘村
      加茂村 加茂村 加茂村
      大保木村 大保木村 大保木村
      新居浜市大生院の一部
      壬生川町
      三芳町
      昭和46年合併
      東予町
      昭和47年市制施行
      東予市
      東予市
      福岡村 大正2年町制施行
      丹原町
      丹原町 丹原町
      小松村 明治31年町制施行
      小松町
      昭和30年合併
      小松町
      小松町
      石鎚村 石鎚村

気候

典型的な瀬戸内海式気候で四季を通じて晴れの日が多く降水量は少なめである。夏はヒートアイランド現象が起こる都市部に比べれば暑くなく、夜には海陸風もあって幾分過ごしやすい。冬は毎年雪は降るものの積雪するのは平野部では数年に一度程度である。また冬にはやまじ風が発生することがある。

山間部では冬の積雪はしっかりあってスキー場もあり市内県内は元より県外からも訪れる客が多い。
西条市(1981年 - 2010年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 9.5
(49.1)
9.9
(49.8)
13.1
(55.6)
18.9
(66)
23.6
(74.5)
26.8
(80.2)
30.6
(87.1)
31.4
(88.5)
27.6
(81.7)
22.3
(72.1)
17.0
(62.6)
12.2
(54)
20.3
(68.5)
平均最低気温 °C (°F) 1.6
(34.9)
1.7
(35.1)
4.3
(39.7)
8.9
(48)
13.8
(56.8)
18.8
(65.8)
23.1
(73.6)
23.4
(74.1)
20.1
(68.2)
14.0
(57.2)
8.6
(47.5)
3.9
(39)
11.9
(53.4)
降水量 mm (inch) 50.6
(1.992)
66.6
(2.622)
108.1
(4.256)
103.3
(4.067)
140.3
(5.524)
197.4
(7.772)
169.7
(6.681)
115.7
(4.555)
198.7
(7.823)
127.7
(5.028)
71.2
(2.803)
43.4
(1.709)
1,392.7
(54.831)
平均月間日照時間 114.1 124.7 154.8 183.4 189.2 144.7 173.2 202.2 145.6 151.7 127.4 122.6 1,833.1
出典: 気象庁

行政