2005年日本国際博覧会
The 2005 World Exposition, Aichi, Japan
愛・地球博長久手会場
愛・地球博長久手会場
イベントの種類 国際博覧会(BIE区分 = 登録博覧会<Universal=International Registered exhibition”World Expos”>)
通称・略称 愛・地球博(公式愛称)
愛知万博(略称)
正式名称 2005年日本国際博覧会
開催時期 2005年平成17年)3月25日 - 9月25日(185日間)
会場 日本の旗 日本 愛知県愛知郡長久手町(現:長久手市)・豊田市瀬戸市
主催 財団法人 2005年日本国際博覧会協会
来場者数 2,204万9,544人(目標:1,500万人)
長久手会場への交通アクセス
最寄駅 リニモ 万博会場駅[1]
駐車場 パークアンドライド駐車場有
公式サイト
備考
このテンプレートには、出展数、最寄駅、直通バスや駐車場の有無が記載されておらず、情報が不足しています。是非、このテンプレートに加筆して、情報の更なる拡充に努めてください。
EXPO 日本の旗 日本 愛知県愛知郡長久手町(現:長久手市)・豊田市瀬戸市] 2005
概要
BIE区分 登録博覧会(Universal)
名称 2005年日本国際博覧会
標語 自然の叡智 Nature's Wisdom
観客数 2,204万9,544人
運営者 財団法人 2005年日本国際博覧会協会
出展者
国数 121
団体数 4
会場
日本の旗日本
都市 日本の旗 日本 愛知県愛知郡長久手町(現:長久手市)・豊田市瀬戸市]
経緯
立候補 1996年4月18日
選出 1997年6月12日
初日 2005年3月25日
最終日 2005年9月25日
登録博覧会(Universal)
前回 ハノーヴァー万国博覧会ハノーヴァー
次回 上海国際博覧会上海
テーマ型博覧会
『シンボルマーク』
作者 大貫卓也
『公式ポスター』

2005年日本国際博覧会(2005ねんにっぽんこくさいはくらんかい、英称: The 2005 World Exposition, Aichi, Japan)は、2005年3月25日から同年9月25日まで、長久手会場(愛知県愛知郡長久手町(現:長久手市)及び豊田市[2]にまたがる場所)および瀬戸会場(同県瀬戸市)の2会場で開催された博覧会である。

21世紀最初の国際博覧会 (EXPO) であり、日本では1970年に開催された大阪万博以来の2回目の総合的なテーマを取り扱う大規模な国際博覧会(General category:旧一般博、現登録博)となった。

略称は、博覧会協会が定めた正式な愛称として「愛・地球博」(あい・ちきゅうはく)がある他、開催地の名から「愛知万博」とも呼ばれる[3]。英語愛称は、EXPO 2005 AICHI, JAPAN。1997年にモナコで開かれた博覧会国際事務局 (BIE) 総会でカナダのカルガリーを破り、開催地に選ばれた。

概要

  • 名称:2005年日本国際博覧会(The 2005 World Exposition, Aichi, Japan 略称:Expo 2005 Aichi, Japan 愛知万博)
  • 愛称:愛・地球博 (Exposition of Global Harmony)
  • テーマ:「自然の叡智」(Nature's Wisdom)
  • 開催期間:2005年3月25日〜9月25日(6ヶ月、185日間)
  • 性格:国際博覧会条約に基づく登録博覧会
  • 主催:財団法人 2005年日本国際博覧会協会
  • 面積:約173ha(長久手会場:約158ha、瀬戸会場:約15ha)
  • 事業費:2,085億円(内、会場建設費1,453億円、運営費632億円)[4]
  • 入場料:大人4,600円 中人2,500円 小人1,500円 全期間入場券17,500円(消費税5パーセント込)
  • 入場者数:2,204万9,544人(目標:1,500万人)
  • シンボルマーク:10個の緑色の点線による円(

    「自然の叡智」をメインテーマに、「地球大交流」をコンセプトに、日本の万博史上最多の120を超える国々が参加して開催された。会場は長久手町豊田市[2]瀬戸市にまたがる名古屋東部丘陵。

    愛知青少年公園跡地(現在:愛・地球博記念公園)の長久手会場は起伏に富んだ地形で、改変を最小限にとどめるために空中回廊「グローバルループ」でひとつで結ばれた。「グローバルループ」を歩いて一周すれば、会場全体を見渡せながら、世界のパビリオンを巡ることができた。

    会場中心にはテーマ館であるグローバルハウスがあり、呼び物のひとつ冷凍マンモスが展示されていた。その他に日本ゾーン、市民参加ゾーン、国内企業ゾーンや森林体験ゾーンなどがあった。瀬戸会場は里山の自然が残る緑豊かな会場で愛・地球博のシンボル的な場所であった。また、会場までの足には常設路線としては日本初の磁気浮上式リニアモーターカーとなる「リニモ」(愛知高速交通東部丘陵線)が走り、話題となった[5]

    開催候補地とテーマの変遷

    1988年から構想され、1994 年に愛知県から示された最初の基本構想のテーマは「技術・文化・交流―新しい地球創造―」であり、会場は、大阪万博の約2倍の約650ヘクタール、予想入場者数は、4,000万人、跡地構想は「あいち学術研究開発ゾーン」と「新住宅市街地開発事業」となっていた[6][7]。その後、環境への配慮から、会場候補地である海上(かいしょ)地区の自然環境破壊に対して批判がなされ、1996年に「新しい地球創造―自然の叡智(Beyond Development:Rediscovering Nature's Wisdom)」として、会場面積は540ヘクタールに縮小し、予想入場者数も2500万人に減少させ、BIE(国際博覧会事務局)に立候補申請し、1997年BIE総会で投票により開催地に決まった。その後、1999年、当初メイン会場として計画されていた海上地区(瀬戸会場)にオオタカの営巣が発見された。2000年2月、BIEは「自然の叡智」というテーマを掲げながらも「新しい地球創造」として、会場の跡地利用として宅地造成の新住宅市街地開発事業や道路建設をセットで実施することについて「万博を隠れ蓑にした土地開発事業」と会場計画を批判し、全面見直しを強く求めた[要出典]。その後、生態系を尊重する市民団体などの要望を受け入れ、2000年5月にメイン会場を愛知青少年公園(長久手会場)に変更し、万博のテーマを「自然の叡智(Nature's Wisdom)」と変更し、より環境問題と市民参加を前面に打ち出す事となった。変更後の会場である愛知青少年公園に残っていた自然を活かし、その自然自体(自然体感)も展示の目玉となった。

    一方で外国パビリオンについては、これまでの万博のような各国が個性的な建築物でアピールすることとは異なり、万博協会が規格建築物(モジュール)をグランドや遊具だった所など樹木の少ない区画に建設し、参加国はモジュールの外装や内装のみで個性を発揮するという形をとった。その結果、コンパクトで省資源な環境配慮型の会場構成が実現できた[要出典]。加えて、開催前の会場構成・パビリオン企画の段階から市民が積極的に参加・ボランティアセンターを設立した会場運営・周辺地域でのサポートを行う等、開催前から開催中・閉幕後にかけて市民やNGONPOなどが積極的に参加した[要出典]

    評価

    現行の国際博覧会条約への改正後初で、かつ21世紀最初の博覧会である。20世紀までの「開発型」「国威発揚型」(国家の開発力、国威のPR)が中心だった国際博覧会から、21世紀の新しい博覧会の形である「人類共通の課題の解決策を提示する理念提唱型」の万博に変容を遂げた博覧会として、国際博覧会事務局(BIE)および日本政府は位置づけている[8][9]

    万博の出展国の評価を行う「褒賞制度」が、1958年のブリュッセル万博以来、ほぼ半世紀ぶりに復活した。万博の質の向上を目指す博覧会国際事務局 (BIE) の求めに応じて博覧会協会が制定した。愛知万博に出展している外国館のデザインや展示内容を審査し、金、銀、銅の各賞を贈るもので、賞の名称は「自然の叡智賞」。

    諸経費

    計画では総事業費は1,900億円(内訳、会場建設費は1,350億円、運営費は550億円)と見積もられたが、実績としては総事業費は2,085億円(内訳、会場建設費は1,453億円、運営費は632億円)となった[10]。なお、会場建設費については、「国庫補助金・関係地方公共団体補助金・民間等資金」が1:1:1の割合で負担し、運営費については、適正な入場料収入や営業権利金収入等ですべてを賄うことが合意された[10]

    結果、目標を大きく上回る入場者数とキャラクターグッズの売り上げにより、最終的に129億円の黒字を計上している[11]

    2006年9月16日〜25日には、「閉幕1周年記念事業」として、各種シンポジウムやイベントが開催された。以後、毎年開幕閉幕の周年行事が行われている。

ギャラリー

長久手会場

ウィキメディア・コモンズには、パビリオンに関するカテゴリがあります。

瀬戸会場

ウィキメディア・コモンズには、瀬戸会場に関するカテゴリがあります。

サテライト会場

ウィキメディア・コモンズには、サテライト会場に関するカテゴリがあります。

テーマ

「自然の叡智 Nature's Wisdom」

自然がいかに共存していくか、というテーマを掲げた上で、環境万博を目指した。

サブテーマとしては下記の3つを掲げ、総合的な博覧会を志向した。

  1. 宇宙、生命と情報 (Nature's Matrix)
  2. 人生の“わざ”と知恵 (Art of Life)
  3. 循環型社会 (Development for Eco-Communities)

博覧会イベントコンセプト「地球大交流」

テーマ曲

公式テーマ曲のプロデューサーにX JAPANYOSHIKIが就任した。また、地元・愛知県ゆかりの歌手が集まってこの博覧会のイメージソングである、シャンソン・『ブラボー!ムッシュ・ルモンド(地球讃歌)』を歌って博覧会を応援している事でも知られる。更に1970年大阪万博三波春夫が歌った「世界の国からこんにちは」が、実子三波豊和キャイ〜ンによって「世界の国からこんにちは2005」として35年ぶりにリニューアルされた。また、開会式音楽監督の渡辺俊幸作曲による開会式公式テーマ曲「愛・未来」が天皇皇后の入場に合わせ、佐渡裕指揮によるEXPOスーパーワールドオーケストラによって演奏された。

公式テーマ曲